平和願う親子ひつじの大絵馬奉納

 正月準備を始める日とされる「事始め」に当たる13日朝、市内薗の小竹八幡神社(小竹伸和宮司)に来年のえとの未(ひつじ)を描いた大絵馬が奉納された。
 平成14年から、氏子の会社員、木村洪平さん(50)=市内薗=が毎年描いている。ことしも小竹宮司の祈禱(きとう)のあと、工作を担当した御坊市薗の塩﨑建築代表、塩﨑弘直さん(52)が本殿わきに、ことしの午(うま)と替えて設置した。夫婦のひつじに見守られて子ひつじが遊んでいる図で、ふっくらと柔かそうな毛並みを表現するのに苦心したという。「三羊のまるまるとあり夢祝」の句も添えられている。「夢祝」とは新春の季語で初夢のこと。「ひつじは西洋でも中国でも神へのいけにえとして使われており、神様に捧げる絵馬に描く吉祥の動物としては最もふさわしいように思います。平和的なイメージもあり、来年が平和な年でありますよう願いを込めて描きました。『シープ』と『スリープ』の語呂合わせから、眠れない時に数える動物でもあり、寝正月が楽しめるような穏やかな年であってほしいですね」と話している。
 大絵馬の奉納は、同神社の遷宮300年に当たる昭和52年から開始。当時は木村さんの大叔父、故山中襄さんが担当しており、その後木村さんの父で御坊市教育長だった靖夫さんが引き継いだが、他界したため洪平さんが跡を継いだ。ことしの午年から2巡目に入っている。

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