衆院選 3区一騎打ちラストスパート

 14日投開票を迎える衆院選の舌戦もいよいよきょう限り。一騎打ちの戦いを繰り広げている和歌山3区(定数1)では、自民党前職の二階俊博氏(75)が〝本人不在の戦い〟の中も当選10回の経験と実績を武器に組織力をフル回転して圧勝へ向けラストスパート。一方、共産党新人の原矢寸久氏(63)は衆参合わせて国政選挙8回目の立候補で知名度は上々。現政権の「暴走政治」ストップを強力に訴え、巻き返しを狙っている。
 今回の衆院解散、総選挙は、与党が消費税率の10%への引き上げを1年半延期することやアベノミクスの効果について国民の信を問うのが狙いで、目標議席数は自民、公明党合わせて過半数(238議席)を掲げている。対して野党が「大義のない解散。アベノミクスは失敗」などと、安倍政権の〝失政〟を厳しく追及し、議席増を目指す戦い。ただ、師走ということや突然の解散で全国的に有権者のムードは低調。和歌山3区でも大きな争点がなく、盛り上がりに欠けている。平成24年12月の前回選挙では民主党から自民、公明党への政権奪還ムードや三つどもえの戦いだったにもかかわらず、投票率が過去最低の65.20%にとどまった経緯がある。今回は序盤から「1強1弱」の戦いと言われる中で、さらに投票率の低下が心配されている。ただ、本県では先月30日に投開票された知事選に続く選挙でもあり、そのままのムードで投票率を押し上げる期待もある。 
 原陣営 3区内をくまなく街宣。一日十数回にわたる街頭演説、ミニ集会など精力的な活動を展開している。演説では「消費税10%増税」「集団的自衛権行使容認」「原発再稼働」などに断固反対。安倍政権の暴走政治ストップの訴えが有権者に着実に浸透してきており、3区内全域で反応がよく、2年前の前回以上の手応えを感じている。比例区は近畿ブロック5番目。前回の三つどもえから一騎打ちとなった今回、陣営では反自民票、前回の維新票の獲得、無関心層の票の取り込みなどで、前回票(2万1570票)はもちろん、共産党候補の過去最高(約4万7000票=中選挙区)を上回る得票を期待している。
 二階陣営 候補者本人は、党総務会長や派閥会長という立場で全国の候補者支援に出向いているため、地元入りは2日の公示日と13日の最終日だけという戦い。その時は分刻みで移動して各地で街頭演説などをこなし、国土強靭(じん)化や高速整備、景気回復などを訴えた。不在の期間中は、首長や県会議員らが街宣を行い、強力な支援態勢もアピール。推薦は公明党のほか、各種団体から577件(12日現在)にものぼっており、最終日までまだ増える見通しで、組織力で盤石の態勢を築いている。前回は11万2916票で、今回も支持者は「圧倒的な得票数で中央政界へ」を合言葉に奮起している。

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