知事選 現新一騎打ちの戦いへ

 任期満了に伴う知事選が13日告示され、現職仁坂吉伸氏(64)=和歌山市東高松=と新人の「市民オンブズマンわかやま」事務局長畑中正好氏(62)=田辺市天神崎=の2人(ともに無所属)が立候補を予定。8年ぶりの一騎打ちになるとみられている。
 3選を目指す仁坂氏はことし3月、県議会の一般質問で出馬の意向を問われ、「和歌山県のインフラ整備や経済発展はまだ途半ば。引き続き知事として、県政をリードする責めを負わせてもらいたい」と立候補を表明。県内各市町村で開いている県政報告会で住民と対話を重ね、後援会も各地方に支部事務所を設置し、今月4日の決起集会では「これまで8年間は働きづめだった。これからも愛する和歌山のために、こまねずみのように働きたい」と支援を呼びかけた。選挙に向けては▽産業・観光振興▽地震津波など災害対策▽高速道路等のインフラ充実――など「7つの政策」を掲げ、自民、公明、民主、社民県連の各党ほか、300を超える各種団体からの推薦を受けている。
 一方の畑中氏は、共産党県委員会や県教職員組合などで構成する「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」の要請を受け、8月に出馬を表明。これまでに県内を4巡、200回の街頭演説をこなし、現職を与党推薦の「官僚知事」、自身を「庶民派政治家」とするイメージ戦略で、「憲法を守り、暮らしを守る」をキャッチフレーズに仁坂県政批判に声をからしている。また、地方議員のモラルが問われる県議会の政務活動費に関して、自身が原告となって違法支出分の返還訴訟を起こし、一審判決で一部が認められた”戦果”もアピール。「暮らしと福祉を第一に、農林漁業や商店街、中小企業を大事にしながら、地域に根ざした産業振興に取り組む」としている。
 立候補の届け出は午前8時半から午後5時まで、県庁北別館2階大会議室で受け付け。投票は30日午前7時から午後8時(一部終了時間前倒し)まで。即日開票される。
 出陣式は仁坂陣営が和歌山市北汀丁の事務所前で午前8時半、畑中陣営は和歌山市の県庁前で9時から。

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