南部の梅の世界農業遺産 坂本県議が提案

 県議会は10日、本会議を再開して一般質問を行い、日高郡選出の坂本登議員(自民党)が世界農業遺産に関し、日本一の梅の里、南部を「紀州・梅の香りと長寿の里」として認定・登録を提案。知事に対して積極的な取り組みを要望した。
 世界農業遺産とは、食料の安定確保を目指す国際組織、国際連合食糧農業機関(FAQ、本部・イタリア)によって平成14年からスタートしたプロジェクト。ユネスコが推進する世界遺産が遺跡や歴史的建造物を登録、保護することを目的としているのに対し、世界農業遺産は地域のシステムを認定することで保全につなげていくことを目指している。現在までの認定は中国、ペルー、フィリピン、インド、タンザニアなど世界で20地域、日本では石川県の能登半島(能登の里山里海)、新潟県佐渡市(トキと共生する佐渡の里山)、静岡県(静岡の茶草場農法)など5地域が認定、登録されている。
 坂本議員は南部郷の梅生産の歴史、地域に根ざした産業、伝統文化、健康食品としても広がる可能性などを示し、「世界農業遺産に登録されることにより、これまで以上に海外での知名度が上がり、世界ブランドとして一層の飛躍・発展が期待できる」として、県に対し、地元自治体や関係団体と連携しての取り組みを要望。仁坂吉伸知事は「世界農業遺産への登録は、これまでとは違った観点から梅産業を振興する非常によい提案だと思う。みなべ・田辺地域を中心とする梅生産は広大な梅林、四季折々の景観が素晴らしく、加工と一体となった地域の基幹産業で、伝統的祭事がたくさんあり、登録要件を満たせるのではないか。県としても、熱意ある地元の皆さんとともに登録に向けて全力で取り組みたい」と答えた。

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