全国防災マップコンクール 美浜の小学生ら入賞

 日本損害保険協会などが全国の小学校や地域の団体を対象に実施した第10回小学生のぼうさい探検隊マップコンクールで、美浜町の小学生が夏休みに取り組んで作った防災マップが入賞。2000点を超す応募の中から15点が入選、さらに上位7点の入賞に選ばれた。同町からは10年前の第1回コンクール以来、2回目の入賞。表彰式は1月25日、東京の損保会館で行われる。
 複数の小学生が大人と一緒に地域の実態を調べ、防災や防犯、交通安全など安全・安心をテーマにマップを作成。ことしは全国の小学校や自治会、子ども会、ボーイスカウトなどから過去最多、2191点の応募があり、▽地域固有の災害特性やまちの特徴▽情報を簡潔に伝えるための工夫、ビジュアル性▽子どもの視点からのまちへの提案――などを審査した結果、美浜町の小学生が町教育委員会(中央公民館)主催の夏休み子ども講座「みんなでまなぼうさい」で取り組んで作った津波避難マップがわがまち再発見賞(日本災害救援ボランティアネットワーク賞)に輝いた。
 夏休み子ども講座は7月24日に行われ、元小学校教諭の椎崎ひろ子さん(64)と元小学校講師の坂元由美子さん(56)が講師を務め、和田小と松原小の3~6年生29人が参加した。子どもらは町内を歩いたりバスで移動して地域の実態を調べ、津波避難先にもなっている松原小の屋上や田井畑コミュニティセンターを見学。松原小では役場防災企画課の職員から備蓄品についての説明を受け、昼には全員が非常食を食べ、学校の帰りや友達と遊んでいるときなど、津波警報発令時にいつどこにいても「自分の命は自分で守る」ことを考えた。
 作成した地図のタイトルは「より高くよりはやく逃げようマップ」。危険区域を色分けし、避難先となる高台の役場や小学校はボール紙1枚を1㍍として積み上げ、立体的にイメージ化する工夫を凝らした。また、南海トラフ巨大地震の浸水予測図を基に、ほとんどが浸水エリアとなっている地域で唯一、非浸水エリアとなっている場所を見つけ、「おすすめスポット」として示すなど、子どもたちの視点、発想が高く評価を受けた。
 講師の椎崎さんは松原小の教諭時代、授業の中で子どもたちと一緒に作った防災マップが第1回の同コンクールで防災担当大臣賞を受賞。10年ぶり2度目の快挙に、「町の教育委員会(公民館)や防災企画課の職員さん、先生、住民の方など、さまざまな立場の方にご協力いただき、子どもたちがより安全な場所を目指し、発見しながら立体マップを完成させました。受賞の喜びとともに、これからも『自分の命は自分で守る』子どもたちであってほしいと思います」と話している。

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