JA紀州中央が最新選果機導入

 JA紀州中央(芝光洋組合長)が日高川町入野の選果場で進めていた柑橘集出荷施設の改修工事が完成し、4日、現地で生産者や工事関係者35人を招いてお披露目式が行われた。見た目の傷だけでなく、腐敗の有無や糖度と酸度もセンサーで測定して自動選別する最新設備。高品質のミカンを提供することで、JA紀州中央ブランドの一層の確立、農家所得の向上が期待されている。
 お披露目式で芝組合長は、「品質の安定で産地をアピールできるほか、中晩柑類にも活用することで一層のブランド化と農家の所得アップ、生産意欲向上につながる。日本一おいしい柑橘の生産地になると確信している」と力を込めた。来賓の冨安民浩県議、地元日高川町の市木久雄町長も「生産者、JA、行政が情報を共有し集出荷体制が充実していくと期待している」などと祝辞を述べた。施工など事業に貢献した県農、㈱ダイフク、㈱丸野の代表者に感謝状を贈呈。最後は村井善治専務が「消費者に安心して喜んでもらえる柑橘を提供し、紀州中央ブランドを広めたい」とお礼の言葉を述べ、芝組合長や柏木征夫御坊市長らがテープカットして完成を祝った。
 これまで使用してきた選果設備は平成13年に導入して12年が経過し、老朽化したことから、より精度の高い設備に入れ替える事業。国の強い農業づくり交付金事業として1億9000万円、関係各市町からも助成を受け、約3億3000万円の事業費をかけて最新型に更新した。
 新選果機は、流れてくるミカンの表面の傷を見分けるほか、センサーで糖度や酸度を計測。市場の信頼を得るために重要な腐敗がないかも判別することができ、品質のよいものだけを選んで出荷できる。L、Mなどの大きさ、秀品や優品といった品質、糖度と酸度をすべてオートメーションで仕分けしてくれる優れものだ。糖度12度以上など高いレベルの基準をクリアした温州ミカンだけを「あじ姫」としてブランド化しており、最新設備の導入で一層のブランド力強化が図られることになる。紀州中央だけでなく、来年4月から日高地方の3JAが合併して新JAが発足することから、みなべいなみ管内で生産されたミカンもこの施設で選果する。
 今後は試運転を繰り返し、収穫が始まる今月下旬から本格的に稼働する。選果設備のほか、デコポンの貯蔵施設も併せて新設しており、有利な販売で農家所得の向上につなげていく。

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