戦争とその後の世界に目を

 今月は20日まで参院選があり、12日からは夏の高校野球和歌山大会が始まり、30日には印南町議選が告示される。梅雨が明けても次々と、雨雲のようにニュースが押し寄せる記者の仕事はある意味、気象予報士のよう。日高新報では毎日の天気予報以外に、梅雨と秋雨の間に挟まって、「戦争」という真夏の前線(連載)が停滞する。
 戦後60年以上、日本は平和を願い、過去の誤りを反省し、模範的な国家として経済的な発展を遂げ、かつて犠牲を強いたアジアの国々に莫大なODAや円借款を提供、発展を支援してきた。それでもなお、中韓だけは反日むき出し、ここにきて共闘の動きもちらつかせている。こうも日本人の感情を逆なで、挑発するのはなぜか。
 文化的には自分たちより下であった日本が維新後、自分たちより先に近代化を遂げた。これだけでも激しく自尊心を傷つけられたのに、領土を侵され、支配された。さらに、戦後は敗戦国でありながら圧倒的な経済成長を果たした。半島の先のけんかもできない島国に対し、腹が立つ気持ちは想像できる。国際法上、解決しているはずの従軍慰安婦などのいわゆる「歴史問題」も、根っこはすべてこのムカつきではないか。
 東京裁判で日本が裁かれた人道に対する罪、平和に対する罪も、なぜ適用されるのは日本だけなのか。大戦時の連合国と枢軸国、戦後の民主主義、共産主義を問わず、戦争や紛争、侵攻、拉致、虐殺など、いまも世界中で犯罪が繰り返されている。
 8月の戦争企画では、砲弾の嵐、悲しみの長雨だけに終わらず、現在の国内政治・外交に直結する「戦後」の歴史、世界の潮流の変化にも目を向けていただくきっかけになれば。いいネタがあれば、情報をお寄せください。   (静)

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