印南町のメガソーラー7月着工

 印南町本郷地内の町有地「外ケ濱埋め立て地」と美里地内の県畜産試験場跡地で進められているメガソーラー計画「龍谷ソーラーパーク」は、7月1日からパネル設置工事がスタートする。印南町と龍谷大学、民間企業など5団体が連携して取り組む事業で、売電による利益を地域に還元する全国初の地域貢献型。順調に進めば9月末にも稼働をスタートする。
 地域貢献型メガソーラーは地域社会の中で売電収入を循環させ、地域の課題解決や活性化につなげようとする取り組み。事業主体は、この事業のために設立した龍谷大学の准教授が代表を務める非営利型の㈱PLUS SOCIAL(本社=京都)。龍谷大学が投資し、京セラがパネル供給・保守管理、印南町は町有地を21年間有償貸与、信託事業としてトランスバリュー信託㈱(本社=東京)も携わる。
 発電規模は埋め立て地で出力約1200㌔㍗、美里で約600㌔㍗、龍谷大深草キャンパス屋上に約50㌔㍗のパネルを設置し、合計約1850㌔㍗。年間発電量は約190万㌔㍗時で約600世帯分の電力に相当。総事業費は約7億円で、半分を龍谷大学が投資し、半分は金融機関からの融資で賄う。
 売電で得た利益は京都、和歌山、印南町の市民活動やボランティア活動団体などに寄付する。売電額は計画している20年間で十数億を見込んでいるが、設置費の返却や管理費などの経費を引くため、寄付する収益は20年間で約5億円を見込んでいる。
 印南町には借地料として年間約300万円が支払われるほか、龍谷大学と協力して小中学生の環境教育の実施や、地域貢献型メガソーラー先進地として修学旅行の受け入れなどによる地域活性化が期待されている。
 工事では埋め立て地に4800枚、美里に2500枚、龍谷大キャンパスに250枚の太陽光パネルを設置。起工式などは大々的に行わず、完成した際に完工式を予定している。

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