JA紀州中央の「あじ姫」本格出荷始まる

 JA紀州中央 (芝光洋組合長) は、 デコポンを2カ月間冷蔵貯蔵しても鮮度が落ちず、 風味豊かな実にすることに成功し、 「あじ姫」 の新たなブランドとして本格出荷をスタートさせた。 去る23日には芝組合長が大阪中央青果でトップセールスし、 試食した仲買人から好評を得た。 他のかんきつ類の出荷が少なくなる5月下旬にかけて集中出荷することで、 生産者の所得向上が期待されている。
 デコポンは通常、 2月上旬から中旬にかけて出荷していたが、 他の産地と競合するため価格が思うように上がらなかった。 そこで出荷時期を遅らせる方法はないかと4年前から貯蔵することを試験的にスタート。 デコポンを2月上旬まで木にならし、 収穫後は一つずつ特殊な袋で包装した上で、 同JAの予冷庫で2カ月間保存。 試行錯誤を繰り返し、 とれたての鮮度を維持しながらゆっくり熟成させることで、 甘さはもちろん酸度とのバランスが抜群で風味豊かな仕上がりを実現した。 通常のデコポンに付加価値をつけ、 貯蔵した実は 「あじ姫」 の名前でブランド化。 5月下旬にかけて1万2000ケースを出荷することにしている。 そのままでも十分おいしいが、 少し冷やすことで、 より一層風味がよくなるという。
 ことしの初出荷となった去る23日、 芝組合長は同青果市場で仲買人を前に 「保存技術の向上によって、 甘くておいしく仕上がっています。 ぜひ食べてください」 と強力にPR。 試食した仲買人から 「おいしい」 と太鼓判を押してもらった。 同JAでは 「4月下旬から5月下旬にかけては競合するかんきつ類が少ないので、 価格が安定することで生産者の所得向上につなげたい。 これからは新しいブランドとして一層PRしていきたい」 と話している。

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