子どもと大人の議論の場を

 先日、印南町の清流中学校で3年生と、保護者や地域の大人が、「ゲームと漫画の良いところ、悪いところ」をテーマに意見を交換した。3年生22人、40、50、60代などの大人17人の合計39人が3つの班に分かれて実施。最初にゲーム、漫画の良いところと悪いところで意見を出し合ったあと、悪いところの改善に向けて話し合った。
 良いところでは「漫画から学ぶことがある」や「活字に慣れる」、ゲームでは「友達とのコミュニケーション手段になる」など。悪いところでは「夢中になってほかのことがおろそかになる」や「運動不足になる」など。生徒が肯定派、大人が否定派になると思ったが、大人からもメリットの意見がたくさんあり、子どもにとってのゲーム・漫画の大切さを理解しているようだった。最終的には大人から「ゲーム・漫画は時間を決め、もっといましかできないことにも目を向けてほしい」とアドバイスがあった。
 最初から終わりまで取材していたが、初めは恥ずかしそうに意見を言っていた生徒たちも、自分たちの関心が高い分野だということもあり、少しずつ積極的に発言。後半は両者とも活発に意見が交わされ、子どもたちも日ごろ思っていることを打ち明けられたことだろう。テーマの解決を探すこともいいが、何より普段議論することがない地域の子どもと、その親世代、祖父母世代が、意見を交換すること自体が有意義なことだったと思う。世間的に地域の人間関係が希薄になってきている中、共通のテーマで議論することで、地域と若者の絆が深まっていくことだろう。今後も子ども向けのテーマでこういった意見交換を開いてもらいたい。 (城)

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