俳優の小西さんが中学生に命の大切さ語る

 南部ライオンズクラブ (中江清会長) 主催の講演会が南部中学校で開かれ、 町内4中学校の生徒約400人が田辺市出身の俳優、 小西博之さんの講演 「生きる喜び~命の大切さ~」を聴いた。小西さんは、 自身が肝臓がんで闘病生活を送ったこと、 難病で死んでいく子どもたちがたくさんいることなどを話し、 「何があっても死ぬな。 生きてさえいればいい」 と命の尊さを訴えた。
 小西さんは45歳で末期がんと診断され、 医師から余命3カ月と告げられた。 平成17年2月に手術して闘病生活を送り、 がんは奇跡的に完治した。 闘病の過程で難病で苦しむ子どもたちの姿を目の当たりにした経験を生かすため各地で講演活動を行い、 生きていることの素晴らしさを訴えている。
 講演では、 「病院で出会った高校生がいた。 夜に話をしたが、 次の朝には容体が急変、 ベッドの周りでは両親らが見守り、 医師が30分にわたって心臓マッサージを行っていた。 父親は母親に 『もう心臓マッサージを止めてもいいか』 と目で合図を送るが、 諦めきれない母親は首を横に振った。 数回そういうやり取りが繰り返されたあと、 母親は意を決してうなずき、 医師のマッサージが止まった」 と、 若い命が失われていくことで皆が悲しむ姿を目の当たりにした経験を語った。 テレビ番組 『ウルトラマンギャラクシー大怪獣バトル』 に出演しているので、 難病で苦しむ子どもたちを病院に訪ねて勇気づける活動を行っている。 「子どもたちと遊んだあと帰る時、 関係者に 『また半年後に来ますから』 と声をかけると、 『半年後にはここでいる子どもたちはみんな入れ替わっているでしょう。 また、 別の子どもたちと遊んであげて下さい』 という返事が返ってきた」 と、 子どもたちの直面する過酷な現実を知って衝撃を受けたことを話し、 生きていられることがどんなに恵まれているかを話した。
 平成21年の 「少年メッセージ」 で幼い頃に両親を病気で亡くした中島みゆきさん (当時田辺市本宮中1年) の作文もビデオで紹介し、 「中島さんに会って、 どうしてつらいことを乗り越えられたか尋ねてみた。 『周りの友達や先生が相談に乗って助けてくれたから』 という答えが返ってきた」 と述べ、 「悲しいことがあったら一人で抱え込まず周りの人に相談して下さい」 とアドバイスした。 最後に、 中島さんの作文を基にしてつくった 「いのちのうた」 を披露した。

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