JA紀州中央女性会が復興のビデオレター収録

 東日本大震災の影響で仮設住宅生活を余儀なくされている福島県の被災者を少しでも応援しようと、JA紀州中央(芝光洋組合長)が復興ソングを収めたビデオレターを贈ることを決め、6日に収録が行われた。同JA女性会藤田支部コーラス部は白浜町の住職とコラボし、JA女性の歌「明日輝くために」を披露。「和歌山から応援し続けたい」と復興への願いを歌声に込めた。
 ペットボトルのキャップで世界の子どもたちにワクチンを送る「エコキャップ運動」に取り組んでいることが縁で、ことし5月、同JA青年部らがエコキャップ推進会を通じて福島県の仮設住宅3カ所を訪問。花で心を癒やしてもらおうと特産のスターチスを配布し、「いつまでも支援していく」との思いを伝えてきた。支援活動の輪は女性会にも広がり、「わたしたちにも何かできないか」との思いが今回、復興ソングを収めたビデオレターという形になった。
 唯一コーラス部がある藤田支部が全面協力し、ことし4月の女性会研修会がきっかけで出会った白浜町の聖福寺の関守研悟住職とコラボ。関守さんは心に響く歌声で唱歌などをうたいながら講演活動を展開しており、今回はソロで「ふるさと」を披露。続いて藤田支部コーラス部メンバー22人と「明日輝くために」でハーモニーを響かせた。ビデオレターには、同じくエコキャップ運動が縁でことし3月に御坊幼稚園児が特大の絵手紙を福島県の被災者に送ったとき、当時の年長児がうたった「手のひらを太陽に」も収録している。
 ビデオレターは同JA職員がホームビデオで収録しており、手作りで仕上げる。女性会の平井正子会長、芝組合長のメッセージも入れ、今後編集して遅くとも11月ごろまでには福島県に届けることにしている。
 収録を終えた関守さんは「ふるさとを愛する気持ちを大事にしてほしいという思いから、『ふるさと』を選曲しました。東日本大震災と紀伊半島豪雨の被災地が手を取り合って、心のふるさとにたどりつけるように頑張っていければとのメッセージを込めました」と笑顔。コーラス部の湯川文子代表は「緊張しましたが、練習の成果を出せました。わたしたちの歌声が被災地の皆さんに元気を与えられればうれしい」と願いを込めて話していた。芝組合長は「皆さんの心を癒やし、勇気づけられればと思っています。相互扶助の精神のもと、和歌山からできる限りの支援をしていきたい」と決意を新たにしていた。

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