みなべで中学生の主張大会

 中学生が自分の考えを発表する 「少年メッセージ2012 日高地方大会」 が3日にみなべ町保健福祉センターで開かれ、 優秀賞に 「考えよう!日本の未来」 を発表した南部中2年の岡田卓真君と「『ありがとう』 を伝えたい」 をテーマとした早蘇中3年の尾上蒼さんが選ばれた。 2人は、 7月28日に有田川町のきびドームで開かれる県大会に出場する。
 主催は日高地方青少年育成県民運動推進委員連絡協議会。 日高地方21校の代表者が参加し、 政治や日常生活で感じたことなどさまざまなテーマで熱弁を振るった。  
 岡田君は日本の政治や経済にスポットを当てて 「メディアから流れるのは山積みの問題ばかり。 ぼくたちが大人になったとき、 日本はどんな国になっているんだろう。 政府だけに問題があるのではなく、 ぼくたち国民にも何か問題があるのではないか」 とし、 まず 「選挙に行かない人の多さにはびっくりする」 と政治への関心のなさを指摘。 次に 「義務をきちんと果たしていない人がいる」 とし、 きちんと税金を納めていなかったり子どもに教育を受けさせなかったりする人がいることを取り上げた。 民主主義国家の日本のあり方については 「どんな日本にしていきたいのか僕たち一人一人がビジョンを思い描き、 それを政治に反映させる環境づくりが必要」 と訴えた。
 尾上さんは、 関節の病気で靴が履けなくなったり、 重い物を持つことやぞうきんを絞れることができなくなったことを話し、 「人の手を借りることが増え、 『ありがとう』 という言葉が次第に口ぐせのようになり、 それでは相手に感謝の気持ちが伝わるはずがありませんが、 気にもしていませんでした。 自分の病気があまりにも突然すぎてただ信じられず愕然としてつらい思いでいっぱいで、 感謝する余裕がなかったのかもしれません。 信じたくない現実をつきつけられて、 すべてのものから目を背け、 逃げていたいと思っていました」 と当時の心境を語った。 最後に 「友達、 家族がやさしく手を差し伸べてくれることは本当にうれしかった。 いまだから言えるこの気持ちをきちんと伝えたい。 だから心を込めて言います。 『ありがとう』。 この言葉の素晴らしさと笑顔を忘れずにいたいと思います」 と締めくくった。このほか大橋祐香さん (日高付属中3年) の 「気付かない幸せ」、赤松花音さん (中津中2年) の 「これからの自分」、 瀧脇まり子さん (松洋中3年) の 「食事の前に…」 が奨励賞を受賞した。

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