日高川漁協が農水大臣にアユ、アマゴPR

 昨年9月の台風12号の影響で壊滅的な被害を受けた日高川町松瀬、 日高川漁業協同組合 (大杉達組合長) の関係者らが28日、 東京霞ヶ関の農林水産省と自民党本部を訪れ、 災害からの施設復旧の支援を感謝するとともに、 特産品のアユとアマゴの一夜干しをPRした。 鹿野道彦農水大臣らは苦難の道のりだった完全復旧への努力と熱意に感服。 一夜干しのアピールに協力を約束し、 漁協のさらなる飛躍発展を願った。
 大杉組合長と前田豊温参事が地元二階俊博代議士の案内で訪問した。 台風の影響による漁協の被害額は約2億円。 このうち農水省の共同利用施設普及補助事業の対象となるのが、 水槽などの施設1億5000万円分。 補助率は通常50%のところ、 大臣通達による特別区域指定で90%にアップ、 金額にして6000万円の支援増額になった。
 農水省では、 大杉組合長らが鹿野大臣に感謝の言葉を述べ、 水害直後と復旧後の写真など見せながら当時の様子と復旧への苦難の道のりを説明。 大杉組合長は 「施設内が泥でいっぱいでした。 被災間もないころに、 二階先生から日の丸を揚げて復旧、 再興への心意気を示せと言われたんです。 とても力強い励ましでした」と語り、鹿野大臣は 「養殖の施設が被害を受けたのですから皆さん大変だったと思います。 一生懸命頑張っていただいた。 さらなる発展を願っています」 とエール。 このあと大杉組合長らは漁協内の水産物加工処理施設 「お魚工房」 で生産したアユ・アマゴの一夜干しの詰め合わせを贈り、 「販売用のアユではなく、 友釣り用のオトリアユを使っているので、 身が引き締まっていておいしいですよ」 とアピールすると、 鹿野大臣は 「川魚の常識を覆す素晴らしい商品」 と大絶賛した。
 自民党本部では谷垣禎一総裁と大島理森副総裁を訪問。 大島副総裁は台風被害による日高川の状態を心配し、 谷垣総裁は完全復旧の報告に胸を撫で下ろした。 2人は一夜干しのプレゼントに大喜びで、 二階代議士も交えて食べ方などについて歓談。 全国発信へ協力を約束した。
 漁協は台風の影響に伴う日高川の氾濫で水没。 すべての施設が壊滅的被害を受け、 重要財産であるアユ・アマゴの成魚30万匹も流出し、 一時は種苗生産がストップしていた。 ことし1月に完全復旧し、 アマゴの種苗生産はすでに再開。 主力のアユも放流用・加工用を育成中で、 秋からは種苗生産もスタートする。

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