政策と情熱をぶつけ合おう

 バロンドールとは、フランス語で黄金の球という意味らしい。名のごとく、1年間で最も輝かしいサッカー選手に贈られるFIFAバロンドールに、女子の部でなでしこジャパンの澤穂稀選手がアジア人で初めて選ばれた。男子スーパースターのメッシと肩を並べたと聞けば、バロンドールがどれだけ価値あるものか分かるだろう。これを快挙といわずして何を快挙と呼ぶのか。澤選手の言葉を借りれば「夢は見るものではなく、かなえるもの」。まさにサッカー選手の夢をつかみ取った。何より、疲弊した日本に明るい話題を提供してくれた昨年からの功績は大きい。
 ことしの本紙新年号特集で、日高地方で唯一の女子サッカーチーム「おてんばクラブ」を取り上げた。幼稚園児から小学3年生までの女の子10人を一人一人インタビューしたが、ほぼ全員がなでしこジャパンはもちろん、澤選手や川澄選手といった個人名を知っており、浸透ぶりに驚いた。子どもながらに「将来はなでしこジャパンに入りたい」と胸を張って話す姿を見て、佐々木則夫監督率いる最強の女子日本代表は、まさに子どもたちに「夢」を与えたと実感した。チームの精神的支柱である澤選手、そしてチームをまとめあげた佐々木監督、2人のリーダーから見習うことは多い。
 筆者が住む印南町では、まちのリーダーを決める首長選の前哨戦がまっただ中。スポーツと行政は違っても、チームをよくしたい、まちをよくしたいという思いは同じ。なでしこのように、その情熱は将来を担う子どもたちにも必ず通じるだろう。2人の候補者・陣営には政策と熱い思いを大いに主張し合い、フェアプレーの精神で戦ってくれることを願う。    (片)

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