特産ホロホロ鳥の復活願う

 台風12号で、日高川町特産のホロホロ鳥も大きな被害を受けた。中木地内の飼育小屋が水没し390羽が死滅し、坂本地内の解体処理施設も壊滅的被害を受けた。現在、被害を免れた坂本地内の残る1軒の農家が406羽を飼育しているが、解体処理施設が利用できないため出荷に支障を来している状況。このため現在品薄状態で、産品所で販売中の冷凍肉も残りわずか。産品所隣のほろほろ亭でも提供できるメニューは少なく、きのくに中津荘にいたっては完全にストップしている。
 ホロホロ鳥はアフリカ原産のキジ目の鳥。フランス料理などで使われることも多く「食鳥の女王」などと呼ばれる。以前、きのくに中津壮でホロホロ鳥のフルコースを食べたことがあるが、女王の名にたがわず美味。世界一長い対決で有名な焼き鳥をはじめ、タタキ、ササミカツ、すき焼き、肝煮などの料理で堪能したが、肉の味は野鳥と鶏肉の良いところを併せ持ち、脂肪分が少なめであっさりしながらも弾力性に富む。鶏肉好きの筆者にとってたまらない食材だが、そんな味と世界一長い焼き鳥対決などでの知名度で地域活性化に貢献している。
 復旧が進む中、町内の公的観光施設を管理運営する民間企業が、台風被害で貴重となったホロホロ鳥を使って町に明るい話題を提供しようとほろほろメニューを一新した。試食会で口にしたが、改良したラーメンにはじまりホロホロ鳥ダシのチャンポン、ネギマも絶品。一同が舌鼓を打った。町では1000万円をかけ、解体処理施設の復旧に当たっており、年内の操業を目指している。一日も早くもとのように目いっぱいさまざまなほろほろ料理が堪能でき、再び全国へその名をとどろかせる日が来ることを願いたい。
      (昌)

関連記事

フォトニュース

  1. これはこうやって飛ばすんよ

Twitter

戦争連載2018

  1. 忘れえぬ秩父宮殿下の御訪満 元満州国日本大使館書記官の林出賢次郎氏が満州国執政…
  2. 大陸進出から満州国建国へ  大正から昭和初期にかけての1920年代、日本国内は相次ぐ恐…
  3. 栄えた満州での生活  1931年(昭和6)、柳条湖事件に端を発して満州事変が勃発し、関東軍は満…
  4. カズミちゃんの家に爆弾が直撃 日高町比井の小瀬静代さん(83)は1935年(昭和10)1月3日…
  5. 横須賀の海軍工作学校で訓練 20歳で軍務に服する義務だった徴兵制に対し、本人の意思で入隊する志願制…
求人ステーション
ページ上部へ戻る