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次期知事選へ大江氏が出馬表明

2017年11月29日
知事選立候補を表明する大江氏

 任期満了(来年12月16日)に伴う次期知事選に向け、元参議院議員で自民党県連会長代行の大江康弘氏(63)が27日午後、出馬を正式に表明した。県民や地域に寄り添う県政を掲げ、県庁機能の一部移転や公共事業の指名競争入札復活などを目指すと訴えた。次期知事選への立候補表明は大江氏が初めてで、現在3期目の仁坂吉伸知事は態度を明らかにしていない。


 和歌山市内のホテルで記者会見し、仁坂県政については「現場の職員に裁量がなく、(地域の課題への)対応にスピード感がない。県のために団結する雰囲気がなく、職員のやる気も下がっているのではないか」と批判。自身の政策としては、県政を県民に身近な存在とするため、和歌山市に集中している県庁機能のうち、観光や農林水産の部局を県内各地に移転させ、約1週間単位で各振興局を知事の執務場所とする考えを示した。


 地域の活性化策では、建設業が地方の基幹産業であるとの考えから、仁坂知事が官製談合防止のために導入した一般競争入札について、「地域の土木業者を育てず、(結果的に)地域コミュニティを衰退させている」とし、指名競争入札を復活させ、地元業者を強化することが地域経済の振興や災害対応能力の強化につながると主張した。


 大江氏は27日午前に自民党県連事務所を訪れ、吉井和視幹事長に知事選での公認申請書を提出。仁坂知事は2014年の前回選で自民の推薦を受けており、県連の対応が注目される。


 仁坂知事は27日の定例記者会見で大江氏の出馬について問われ、「これまで仲良くしてきたのでアレッていう感じ」とコメント。知事選への態度については「心の中ではある一定の考えで行動している」と述べるにとどめ、「いろんな人の顔を立て伝統的な(議会で議員の質問に答える)形式にこだわりたい」と述べた。


 大江氏は白浜町出身、芦屋大学卒。25歳で県議に初当選し、6期務めたあと、00年の知事選に出馬したが、木村良樹前知事に敗れた。その後は国政に転じ、01年に自由党、07年に民主党から参院選に2期連続で当選。改革クラブや幸福実現党にも一時在籍した。

 


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