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神輿の担ぎ手に強い味方の新商品

2017年9月15日
完成した 「おみこしぱっと」 を披露する中村代表㊧と上西代表㊨

 秋祭りシーズンを前に、神輿や四ツ太鼓等の担ぎ手の負担を軽くしようと、みなべ町の中村正佛堂(中村泰介代表)と御坊市の大洋化学㈱(上西一永代表)がコラボして、肩を守るインナー「おみこしぱっと」を開発した。軽くて衝撃吸収力に優れるエヴァ樹脂を肩から首にかけて18個に分割して取り付けているのが特徴で、見た目もスマート。祭り好きの多い日高地方だけでなく、全国展開も視野に入れており、注目を浴びそうだ。


 祭り道具も取り扱う中村代表は以前から、神輿や四ツ太鼓、屋台を担ぐ若衆が肩を腫らしている姿を見るたびに「何とか負担を軽くできないか」と考え、パッド入りのシャツの開発を発案。同級生で友人の上西代表に相談し、3年前から商品開発に取り掛かった。


 県の「わかやま中小企業元気ファンド事業」で約80万円の助成を受け、タオル生地や発泡スチロールを肩に取り付けたシャツ、ベストタイプなどさまざまな製品を試作。一昨年、昨年は日高地方の各祭りで若衆に着てもらって実証実験を繰り返し、「パッドがずれる」「肩だけでなく首の後ろもクッションが欲しい」など「担ぎ手の生の声」を集約。パッドはさまざまな素材を試した中で、持ち運び用の麻雀卓に使っている軽くて緩衝性に優れるエヴァ樹脂を取り入れるなど、大洋化学の技術を採用。美浜町吉原のデザインオフィスSirube(シルベ)の代表でデザイナーの碓井裕也さんにも協力してもらい、肩や首によりフィットするようエヴァ樹脂のパッドを細かく分割し、首の後ろを守るために立て襟タイプにするなど改良を重ね、機能性とデザイン性を兼ね備えた納得の製品を3年がかりで完成させた。


 すでに商標登録済みで、現在は特許庁に意匠登録も出願している。14日に大洋化学本社で初公開され、試着した大江脩平さん(27)は「思った以上に体にフィットしていて、肩や首がしっかり守られそう」と太鼓判。商品は1着3000円前後で、販売する代理店を募集中。中村代表と上西代表は「担ぎ手の負担が少しでも減ってくれればうれしい。ぜひ秋祭りに活用してください」と願いを込め、「今後は神輿を担ぐ祭りが盛んな関東など全国にも展開していきたい。建築現場用などさまざまなジャンルで活用できるよう考えていきたい」と話している。購入等の問い合わせは中村正佛堂℡0739-72-4401。

 


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