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読解力アップに新聞

2017年4月22日

 国有地の払い下げに関する不当な値引き疑惑から端を発した森友学園問題で、理事長だった籠池泰典氏の証人喚問が行われた際に使われた「忖度(そんたく)」という言葉が話題になった。意味は「他人の気持ちをおしはかる」。先日も安倍晋三首相が都内の商業施設のオープニングセレモニーで、地元・山口県の物産も積極的に販売するよう「忖度していただきたい」とあいさつし、会場の笑いを誘ったというニュースが出ていた。


 昔から存在していた言葉にも関わらず、ここ最近で急に脚光を浴びた忖度。一方で数年前から「ほぼほぼ」という言葉を耳にすることがある。「ほぼ」を強調した言い回しといったところか。「ほぼ」が90%ぐらいなら「ほぼほぼ」は95%ぐらいのイメージ。快く思わない人も少なくないことから、ビジネスシーンでは好まれず、周りでも「ほぼほぼ」聞かないが、テレビでよく聞く言葉の一つだ。


 言葉の話でいうとこのほど、経済協力開発機構(OECD)が発表した「生徒の学習到達度調査」で、日本の高校1年生の読解力が落ちているという結果が出ていた。文部科学省は読書量や新聞を読むことが減り、長文に触れる機会が少なくなった影響も考えられると分析。語彙(ごい)を増やし、文章の構成をつかむ指導が求められている。学校での指導はもちろんだが、手軽でおすすめなのは新聞を読むこと。新聞には言葉も情報も盛りだくさん。コラムでも少しずつでもいいので、習慣になれば新たな関心も広がり、知らないうちに語彙が増え、読む力、考える力が身に付くはず。どの新聞を読んでほしいかは皆さんに「忖度」していただければ。
          (笑)


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