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ファイティングバーズNANA 御坊でも月1回活動

2017年4月 1日
川保監督(前列中央)を囲んで御坊総合運動公園に集まった女子選手

 ことし2月、田辺市を拠点に発足した県内初の女子硬式野球クラブチーム「和歌山ファイティングバーズNANA(ナナ)」は、今月から御坊市内でも活動することを決めた。「野球王国 和歌山」だが、女子野球については後進地域。女子選手の受け皿になり、将来的には日本代表、プロ選手の輩出という大きな夢も掲げるクラブ。女子硬式野球の元日本代表・プロ選手が監督を務めており、日高地方の女子選手にも練習参加を呼びかけている。


 監督の川保麻弥さん(32)=田辺市鮎川=は強豪・埼玉栄高で全国選手権優勝2回の実績を持ち、女子硬式野球日本代表にも選出。日体大、体育教師を経て女子プロ野球の兵庫スィングスマイリーズで強打の捕手として活躍、主将も務めた。2013年の現役引退後は埼玉の女子プロ野球チーム、イースト・アストライアの監督に就任。女子プロ野球全球団を指導するチーフコーチの経験もある。


 埼玉出身。和歌山はほぼ縁のなかった地域だが、チーフコーチの仕事の一つ、スカウト活動を通じて「野球をやりたい女子がたくさんいるのに受け皿がない」と環境整備の必要性を痛感。自身も年齢が上がるにつれ、活動場所を探すのに苦労したといい、「自分のように野球を続けるのに苦しんでいる女子の力になりたい」とナナの立ち上げメンバーに加わって指揮官にも就いた。いまは教育関係の仕事をしながらボランティアで監督業もこなし、「将来的には女子の日本代表、プロ選手を育成できれば」と情熱を燃やしている。


 ナナのメンバーは3月時点で11人。田辺市8人、上富田町2人、みなべ町1人で、新中学2年生から45歳まで幅広い世代の女子選手が練習に打ち込んでいる。37歳主婦に、監督を慕ってきた移住者、それに全くの初心者と多彩な顔ぶれだが、念願の女子チームで和気あいあいと活動中だ。


 先月25日には御坊総合運動公園多目的広場にメンバー5人とスタッフ4人が集合。日高地方で初めて練習を行った。地元唯一のメンバー、園出朝美さん(27)=みなべ町筋=は「スタッフの指導も行き届いていて、素晴らしい環境でプレーできて幸せです」と充実感いっぱいに話し、監督の高校の後輩で奈良県から移住してきたというコーチ兼選手の松川史織さん(26)=田辺市鮎川=は「みんなの手本になれるように頑張っていきたい。女子同士で野球ができる楽しさを感じて練習しています」と笑顔を見せていた。


 ナナは田辺スポーツパークなどを活動拠点とし、練習時間は火~金午後6時~9時、土日午前9時~午後5時。御坊市では毎月1回、御坊総合運動公園などで練習を行う。対象は中学生以上。部費は月4000円。練習は都合のいい日だけの参加でもОK。日本女子野球連盟に登録済み。全日本女子クラブ選手権などの公式戦に参戦し、関西を中心としたプロ野球独立リーグ、ベースボールファーストリーグ(BFL)のエキシビジョン試合にも出場する。御坊市での練習日程等詳しくは事務局℡0739-23-7200の平さんまで。


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