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ことしも楽しみな一期一会の舞台

2017年3月19日

 毎年、この季節に楽しみにしている舞台発表の取材がある。日高高校の2つの音楽部の定期演奏会だ 

 ジャンル問わず、プロの音楽家のコンサートは高校生の頃から何十回も聴いてきた。好きなミュージシャンの公演には何度か足を運び、同じ演者でもその時々で違った感動があることを知った。小さな会場では観客のボルテージも高く熱い盛り上がりを見せ、大きな会場ではもっと落ち着いてじっくり楽しむ、ショー的なステージとなる。「舞台は一期一会」とは、幾つもの公演から得た実感である


 10年、20年と活動を続けるプロとは違い、高校の部活は基本的に3年間(日高合唱部の場合は附属中生も加わるので6年間になるが)。メンバーも変わっていくし、同じメンバーでも新入生として、中堅として、最上級生としてと、1年ごとに公演での立場は変わる。まさにその時の舞台はその時だけのもので、まったく同じ演奏や演技は2度とできない


 ことしは19日午後6時から合唱部、20日午後1時半から箏曲部の定演がある。合唱部は毎年、ミュージカル風のうたって踊る舞台で観客を楽しませる。ことしは「ピーター・パン」。大人になれない、ではなくあえて「大人にならない」ことを選ぶ少年ピーターが表現されるという。自分たちで工夫した振り付けや演出が本当に楽しみである。箏曲部は、今回は5年ぶりに決めた全国総合文化祭出場の記念演奏会となる。琴という伝統楽器の生演奏を、実際に間近で聴く機会を得られるという点で、当地方は本当に恵まれているといつも思う。それも全国レベルのハイクオリティな演奏で


 ことしもまた新たな、唯一無二の舞台に出会える。プロとは一味違う、すがすがしさと熱さが楽しみだ。 (里)


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