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ハンターの養成急げ

2017年2月17日

 通勤などで県道御坊由良線を車で通っていると、よくシカを目撃する。時間帯は午後10時以降で、場所は株井峠が多い。そこにいたかと思えばあそこにもといった具合で、一度通っただけで何匹もいる時がある。そして決まってシカの群れは車のライトが当たると固まったかのように動かず、こちらを見ている。まぶしいのか驚いているのか知らないが、もし鉄砲を持っていればそんなシカを狙い撃ちするのは簡単だろうと、以前から思っていた。


 和歌山県内でシカが農作物を食い荒らす被害は年々深刻化しており、被害額は26年度4500万円で、27年度5500万円。シカの適正な管理、いわゆる駆除が課題となっている。そんな中、和歌山県では、27年度から全国に先駆けてシカの夜間銃猟の取り組みをスタート。本年度は日高地方で初めて、日高町原谷地区でも行われている。


 夜間銃猟に向けてはあらかじめ射撃場所を選定し、餌付けも行っている。ハンターはサーマルビジョン(熱を検知して映像化する暗視スコープ)やサーチライトを使用してシカを確認して発砲。野生の動物相手だからそうそう簡単にはいかないかもしれないが、昼間に走って逃げるシカを撃つよりは狙いやすいだろう。


 そんな期待の夜間銃猟だが、実は専用の安全講習を受け、技術試験に合格したハンターが県内でわずか6人しかいない。このため本年度は原谷含め県内6地域で夜間銃猟を行っているが、ハンターの配置や日程調整が大変。ならばハンターを増やせばいいわけで、県は、大規模な射撃訓練場の整備や狩猟免許取得補助金の拡充などの支援策にも本腰を入れるべきだ。(吉)


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