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御坊から障害者アートを世界へ

2016年9月 6日
「この機会にアールブリュット芸術家デビューしよう」 とPRする玉置代表㊨

 御坊市を拠点に障害のある人が描いた芸術作品をオリジナルブランドとして販売・レンタルしているNPO法人ワークス・アールブリュット推進協議会(玉置徹代表)が、今度は国際交流に乗り出す。第1弾としてスイスの特殊寄宿学校と提携することが決まり、11月には現地で展示販売会を開催。御坊日高をはじめ日本のアールブリュットを世界に広める絶好の機会となりそうだ。


 アールブリュットはフランス語で「生の芸術」と訳され、日本では障害のある人らが描いた絵などの芸術作品として広まっている。


 同協議会は障害者が描いた作品を「和(わ)歌山からワ(わ)ールドにつながる輪(わ)」の思いを込めて「わわわアールブリュット」としてブランド化し、全国の企業や個人に販売やレンタルする事業を展開。全国でもほとんど例がない「収益を作者に還元する仕組み」を整えており、就労や創作意欲の向上、生きる喜びにつながっていると注目されている。


 活動の場は国内にとどまらず、今度は海外にも展開していく。これまで単発的な発信型イベントとしてフランスで展示販売会を開催したことはあるが、外国の施設と連携して国際交流していくのは初めて。提携する特殊寄宿学校はスイス最大都市の一つベルンにあり、障害のある人が生活しながら教育を受けたり芸術の創作活動を行っている施設。今後は日本の作品をスイスで、スイスの作品を日本で展示販売するなどの交流型イベントとして継続していく。


 第1回の取り組みとして、11月16日にベルンで展示販売会を開催。現在、「輝け未来のアールブリュット芸術家発掘コンクール」と題して作品を募集中で、すでに東京などから応募が増えてきている。対象は美術教育を受けた経験がない障害のある人。国内在住で年齢は問わない。入選作品はスイスや国内での展示販売を同会が代行し、アールブリュット芸術家としてのデビューを応援する。今回の募集をきっかけに絵を描こうとしている人も大歓迎する。締め切りは今月30日。詳細は「わわわアールブリュット」で検索するか、同協議会の拠点となっている御坊市薗、日高別院近くの倉庫ミュージアムWAWAWAまで。玉置代表は「民間と地域の力が結集したわわわアールブリュットは、日本とスイスのアールブリュット国際交流を皮切りに、今後も欧米へのプロモーションを強化していきます。応募要項確認の上、ぜひチャレンジしてみてください」と話している。


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