みなべ町備長炭生産者組合 (原正昭組合長) は5日に東京で催された目黒さんま祭りに初めて参加し、 燃料に備長炭を提供して協力した。 サンマ、 大根、 すだちなど名産地からの提供品に仲間入りし、 紀州備長炭でサンマ7000匹を焼き上げて無料で来場者に振る舞った。 関係者からは 「紀州備長炭は火力が強く火持ちもいい。 最高の味に焼き上がった」 と好評だった。
同祭りは古典落語 「目黒のさんま」 がきっかけで毎年開催されている大イベント。 燃料はいままでおが炭を使っていたが、 町備長炭生産者組合が 「サンマを焼くなら紀州備長炭がいい。 ぜひ燃料として使ってもらいたい」 と主催の品川区目黒駅前商店街振興組合に申し出たところ、 快諾を受けて今回の参加となった。
祭りに使用した食材はいずれも全国の一流産地の品で、 サンマは岩手県宮古漁港直送、 すだちは徳島県神山町産、 大根おろしに使う大根は栃木県那須塩原市高林産。 それに紀州備長炭が加わった。
当日は町備長炭生産者組合、 森林組合、 観光協会から27人が備長炭150㌔を持参して上京。 火をおこしたりサンマを焼いたりと運営に協力した。 会場には約3万人が来場し、 1・2㌔に及ぶ大行列ができるほどの盛況ぶり。 来場者らは長時間待っておいしく焼き上げたサンマを味わい、 「一流産地の食材や燃料を使ったサンマはやっぱりおいしい」 と笑顔ではしを進めていた。 祭りの運営関係者らも 「昨年はおが炭を使って6000匹を焼いたが、 ことしは1000匹多い7000匹を焼いたにもかかわらず時間が去年よりも短く済んだ。 備長炭の火力の強さや火持ちするという特徴が生かされた。 焼き上がったサンマの味もいい」 と話していた。 このほか会場内のブースでは特産の梅干しも販売してPR。 担当の町産業課では 「備長炭と梅の両方がアピールできた」 と話していた。