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千里の波のウミガメ産卵順調

2010年9月 3日

 みなべ町山内、 千里の浜では今シーズンのアカウミガメ産卵回数が272回となり、 みなべ町ウミガメ研究班 (後藤清代表) が昭和56年に調査を始めて以来3番目に多い年となったことが分かった。 昨年の172回をちょうど100回上回った。 後藤代表は 「ことしは産卵のシーズンは終わったようだが、 いまのところ台風の高波などで巣穴が流出することもなく順調」 と話している。


 千里の浜は長さ約1・3㌔。 本州でも有数のウミガメの産卵地として知られている。 ことしの初上陸と初産卵は昨年よりも2日早い5月12日。 6月上旬から産卵のペースが上がり、 7月に入ってもそのままのペースで続いた。 8月中旬ごろからペースが落ち始め、 8月17日に272回目の産卵。 2日後の同月20日にも上陸が確認されたが、 産卵はなかった。 以後は上陸も産卵も確認されず、 今シーズンの産卵は終了したとみられる。 最も産卵回数が多かったのは7月4日で10回。


 昭和56年からの千里の浜の産卵状況をみてみると、 最も多かったのが平成3年の348回。 次いで同2年の328回だった。 最も少なかったのは平成10年の29回。 過去29年間の合計産卵数は4181回で、 1シーズンの平均は144・2回となる。 後藤代表は 「今シーズンは3番目に多かった平成20年 (269回) とほぼ同じペースで推移した。 全体的に好調だった」 と振り返っている。


 現在、 浜では約2カ月前に産み落とされた卵がかえり、 子ガメが生まれ始めた。 昨年は53カ所の巣穴が野生動物に掘り返される食害があったが、 ことしは産卵場所に竹の枠などをかぶせて保護しているため、 いまのところ被害は10数カ所にとどまっているという。 ウミガメ研究会では今後10月末までふ化調査を続ける。

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