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印南町が猟銃の購入に補助金

2010年9月 1日

 印南町は農作物に被害を及ぼしている鳥獣の捕獲効率向上に向け、新規の猟銃取得者に対し「銃所持許可」「銃購入」「弾・銃の保管庫購入」にかかる費用の一部に、補助金を出す。9月議会一般会計補正予算に費用を計上しており、導入されれば県内初、全国的にも先進的な取り組みとなる。


 町内の鳥獣被害は年々増加しており、 平成19年度で4000万円以上。 イノシシ、 シカ、 サル、 アライグマ、 カラスの捕獲数は平成16年の91匹から年々増加し、 21年度は222匹となっている。
 一方、 イノシシやシカなどを銃で狩猟する猟友会のメンバーは印南、 稲原、 切目、 真妻の4支部を合わせて35人。 60歳以上が25人と高齢化が進み、 担い手不足が課題となっている。


 町では高額な初期費用が新規参入の妨げになっていると考え、 補助を出すことを決めた。 銃を所持するために必要な費用は▽狩猟免許・銃の所持許可の取得に係る費用 (7万6400円) ▽銃 (約30万円) ▽銃と弾の保管庫 (約5万円) ――の合計約42万円。 町から出る補助金は、 免許等取得の経費全額 (7万6400円)、 銃と保管庫は15万円と2万5000円を上限に、 いずれも半額まで。 合わせて最高25万1400円の補助金がもらえる。 9月議会には3人分となる約75万円を計上。 可決後、 新規に狩猟期間に登録し、 町の有害獣駆除に従事することができる人を対象に、 補助していく。


 全国的に狩猟免許取得に補助金を出しているところはあるが、 銃所持許可と銃、 保管庫の購入費を補助しているところは珍しい。 町では 「鳥獣被害に対してはさまざまな取り組みが必要だが、 個体数そのものを減らすことも大切。 若い農業者らに取得してもらいたい」 と期待している。

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