第41回知事杯争奪日高地方少年野球大会の決勝が29日、御坊小学校グラウンドで行われ、稲原が名田黒潮を4―1で破り見事初優勝を飾った。稲原は初回に先制すると、鉄壁の守備と西山、塩路、西山の投手リレーで相手に一度も主導権を譲ることなくリードを守りきった。名田黒潮は再三の好守に追撃を阻まれ、25年ぶり6回目のVに届かなかった。
稲原は1回、右前打の塩路が捕逸で2進すると、けん制の際の悪送球に乗じて一気に生還を果たし、1点を先制した。3回には主砲・大土の左越えランニングホームランで1点を追加。1点詰め寄られた4回には2死2、3塁から塩路に中前2点適時打が飛び出し、突き放した。5、6回は好機を生かせなかったが、守備陣が奮起。捕手・川口、中堅・切山が好捕を見せ、相手に付け入る隙を与えなかった。先発・西山は3回3分の0を0封。4回無死1塁から登板した塩路は左犠飛で1点を許しただけで踏ん張った。5回から再びマウンドに立った西山は7回まで1安打のみに抑え、逃げ切った。
名田黒潮は4回1死3塁から中野の左犠飛で1点返したが、以降は本塁が遠かった。序盤、2度の2盗失敗も痛かった。
稲原は今季、広域的な大会で優勝するのは初めて。平野雅生監督は「最少失点で守り切る稲原らしい野球ができた。選手たちも集中していたし、先制点を取ってからのリズムもよかった」と会心の試合運びを振り返り、「来週には最後の公式戦が始まる。この勢いで優勝、県大会出場(上位2チーム)を狙いたい」。自身の継投策もズバリ的中し、笑顔いっぱいだった。
名田黒潮
0001000 1
101200× 4
稲原