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意義深い緑陰教室

2010年8月29日

 筆者は美浜町のとある神社の氏子。秋祭りには毎年のように参加しているが、祭りのいわれや神社のルーツなど全くといっていいほど知らない。40年も氏子なのに情けない話である。これに対し筆者が担当の日高川町の神社については記事にするに当たって調べるので多少知識はある。例えば丹生神社の笑い祭は氏子たちが笑いを誘って姫を慰めたのが始まりで、下阿田木神社の奉納相撲は大水害からの復興を願ってのもの。寒川神社は若衆の飲酒がNGだ。知れば知るほど面白く興味深い。
 日高川町の紀道神社では毎年、中学3年生を対象とした緑陰教室が開かれている。氏神について知ってもらうことが目的で、ことしは対象者の大半の9人が出席。土生八幡神社でも開かれ、こちらは初開催で参加者は少なかったが、小熊にあった八幡社の神が日高川の水音を嫌って土生に移ったとされることや、入野の大山神社が合祀反対キャンペーンのシンボルの一つだったことなど興味津々に聞き入っていた。
 祭りの際、筆者の地区を含めて少子化や若者の減少などで人手不足に悩む地区は多い。何らかの理由で参加しない氏子もいる。しかし祭りは好き好き、人手が足らなくてもそれぞれ家庭環境も職場も違うため参加強制とまではいかない。神社のルーツや祭りのいわれなど知っていれば氏子として思い入れも強くなり、ゆくゆくは伝統・文化の継承にもつながっていくのではないか。これから秋祭りに向けて集まる機会が多くなる。祭りの段取り、練習と忙しいがそうゆうことを若衆同士で語り、子どもたちに伝えることも大切ではないだろうか。そんな意味でも両神社の緑陰教室はとても意義深いと思う。(昌)

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