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梅の木にクマ被害か

2010年8月28日

 今月に入ってツキノワグマとみられる体長1㍍ほどのクマの目撃情報が相次いでいるみなべ町清川地内で、梅の木にクマのつめで引っかかれたような傷が発見された。すでに30本ほど被害に遭っており、ひどい場合は枯れる可能性もあるという。園地を確認した町うめ21研究センターの平喜之さんは「クマの仕業だろうが、こんなことは初めて。対策といっても取りようがない...」と頭を抱えている。


 被害が出たのは清川地内、 名之内地区の民家から200㍍ほど離れた梅畑で、 木につめのようなものでひっかかれた傷がついているのを生産者が見つけた。 連絡を受けた平さんとJAみなべいなみ職員が26日に園地を見に行くと、 つめ跡がくっきり残っているだけでなく皮がほとんどはがされた木もあり、 30本ほどの被害を確認した。 この畑では今月中旬からクマが目撃されていることや、 イノシシやシカの被害の状況とはまったく異なることなどからクマの仕業だとみている。
 

 イノシシに土を掘り起こされて木が倒されたり、 シカが角を枝にこすりつけたりという鳥獣害はこれまでもよくあるが、 クマによる被害報告は珍しく、 平さんやJAの営農指導員も 「いままで聞いたことがない」 とびっくり。 過去の事例と照らし合わせることができず、 木にどのような影響が出るかは未知数だが、 平さんは 「夏場のこの時期は特に栄養分が活発に木の中を動いているときで、 皮をはがされて幹に傷がつけられると養分が行き渡らなくなり、 樹勢の低下や場合によっては枯れることも十分考えられる」 と警戒。 ただ、 相手がクマだと待ち伏せして追っ払うわけにもいかず 「初めてのことでもありますし、 対策といっても今は思いつかない。 ただでさえ生産者はイノシシ、 シカ、 サルの被害に悩まされているのに...。 これ以上被害が拡大せず、 静かに山奥に戻ってくれることを願うしかない」 と、 祈るように話している。

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