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紀州鉄道 キハの後継キテツが人気

2010年8月19日
写真:レールバスを利用したキテツ(写真は1号)

0819①①.jpg 日本一短い地方鉄道として知られる紀州鉄道の顔「キハ603」は昨年11月に引退したが、後継車両の「キテツ1号」と「キテツ2号」が負けず劣らずの人気だ。もともとレールバスだったのを買い上げ、そのまま紀州鉄道で運行させているが、実は国内で現役運行しているレールバスはこの2台だけ。希少価値の高さから鉄道マニアはじめ夏休み中の親子連れらが乗車に来るという。


 キテツ1号は白のボディにオレンジの横線、 2号は緑の横線が入っているのが特徴。 ともに昭和60年に製造された全く同じタイプの車両で、全長12㍍、幅2・7㍍、 乗客定員88人。 キハのように通常の車輪は前2対、 後ろ2対あって「4軸」となっているのに対して、キテツは前1対、 後ろ1対の「2軸」。いってみれば路線バスや乗用車と同じで、 車輪の数を減らすことでコスト削減を図った車両となっている。 また、 見た目も路線バスとほとんど同じで、ディーゼルエンジンを搭載しているが、 車両の"顔"と運転席が前後どちらにもついている点が違う。 内部はレトロ感たっぷりの運転席があり、 座席はロングシートで、 つり皮もある。


 ともに兵庫県北条鉄道で運行していたが、 新型車両の導入に伴って不要になり、 うち1号は平成13年、 2号は昨年3月に紀州鉄道に引っ越し。 車輪幅は北条鉄道も紀州鉄道も同じ1067㍉で、 改造することなく運行することができた。 北条鉄道でキテツとともに職務をこなし、 ことし7月に紀州鉄道㈱御坊支店に転勤してきた運輸課の斉藤昭さんは 「キハがなくなったあとでも鉄道ファンらが結構乗りにきたり、 写真を撮りにきたりしており、 キハがいたころと比べ乗客数に大きな増減はない。 御坊の地元の方にとってはキハへの愛着が強いと思うが、 キテツも希少価値の高さからいえば十分に紀州鉄道の新たな顔になると思う」 と話しており、 観光資源としての活用にも期待を込めている。 一方、 キハについては紀州鉄道紀伊御坊駅に停車させているが、 いまのところ復活運行の見通しはなしとなっている。

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