第18回全国中学生空手道選手権大会は14、15の両日、宮城県総合運動公園総合体育館で開かれ、御坊小学校出身で夙川学院2年の澤井はづきさんが女子団体形競技で優勝。昨年準優勝のリベンジを見事に果たし、同校初の形競技日本一に貢献した。
団体形は3人1組で同時に同じ技を演武し、一人一人の完成度とともにチームとしての一体感や迫力が求められる競技。対戦する2チームの演武終了後、5人の審査員がどちらかの旗を上げて勝負が決まる。女子団体形には、各都道府県予選大会を勝ち上がった代表67校が出場し、トーナメントで熱戦。夙川学院は昨年からメンバー入りしている澤井さんがリーダーとなって、リベンジをかけた大舞台に臨んだ。
プレッシャーを背負いながらも当日はリラックスするよう声を掛け合い、1、2回戦はもっとも得意とする指定形「バッサイ大」、3、4回戦は「ニーパイポ」で圧勝し、1日目を終了。2日目の準々決勝からは夙川学院の『持ち形』といえるより高度な形「アーナン」で勝負。メンバーチェンジはあったものの、前日の勢いが衰えることはなく、群馬代表、大阪代表を下し、決勝も東京代表を難なく破った。終わってみると、7試合いずれも5―0の完全勝利。大会史上初の快挙に選手だけでなく、指導者や保護者らも手を取り合って喜んだ。
メンバーの中で唯一前回大会出場者の澤井さんは、初出場の仲間にげきを飛ばしたり、フォローしたりと精神面もサポートしながら、チームをまとめてきた。プレッシャーはあったが、自分が弱音を吐けばチームに影響すると思い、自分自身にも仲間にも「絶対勝つ」と言い続けてきたという。「当日は最高の出来だった。点数にこだわったわけではないけど、全試合5―0という結果は技だけじゃなく、チームワークがあったから」と大会を振り返り、「先輩や先生にもたくさんアドバイスをもらい教えてもらってきたので、その恩返しがしたかった。優勝できたのはメンバーだけじゃなく、夙川全員で獲ったもの」と感謝の気持ちであふれている。
小学校のころからの目標だった「日本一」という夢をかなえたいま、「2連覇を目指す」という新たな目標を早くも打ちたて、意欲を燃やしている。