みなべ町などの梅産地では天日干しがピークを迎えているが、 ことしの1次加工品の梅干しは大玉傾向。 用途の少ない4Lサイズ以上が5割程度とみられ、 逆に加工業者が最もよく使用するL、 2Lサイズは2割にも満たないという。 町うめ21センターは 「着果が少なかったうえに5~6月の降雨が多く、 果実の肥大が進んだ」 と大玉化の要因を分析している。
サイズの基準はS (5~7㌘未満)、 M (7~10㌘未満)、 L (10~14㌘未満)、 2L (14~19㌘未満)、 3L (19~25㌘未満)、 4L (25~32㌘未満)、 5L (32㌘以上) の7段階。 梅干しの大玉サイズは需要が少なく、 メーカーにとっては売りづらいという。 逆に需要が多いサイズはL、 2Lサイズ。 ことしの場合は着果率が前年の67%と低く、 1つ当たりの果実に多くの養分が行きわたったことが大玉傾向になった大きな要因とみられている。 果実が成長する5、 6月に雨が多かったことも影響した。 例年だと2Lサイズ以下が全体の4割程度を占めるが、 ことしは2割程度になっている。 逆に、 4L以上のサイズは5割を占め、 例年の3割程度を大きく上回っている。 現在取り引きされている価格についてもL、 2Lは1たる (10㌔入り) 6000円程度だが、 3Lになると5500円程度、 4Lでは4500円程度、 5Lでは3500円程度と低下する。 農家からは 「ことしは不作で収穫量が少なかったうえ、 値段の高いL、 2Lがほとんどない。 3月、 4月と2度にわたって発生した低温で傷のついた果実も多い」 と嘆く声も聞かれる。