大河ドラマ「龍馬伝」の影響でいま大人気の坂本龍馬。先日の放送では、薩摩藩名義で長州藩のために銃と軍艦を買い付けているところで、これから龍馬の大仕事のひとつ薩長同盟へと進んでいく。坂本龍馬については教科書程度の知識しかなかったので、幕末のさまざまな有名人とかかわりがあったことなどが勉強になり、また仲間を思う龍馬の人情深さが描かれており、毎週楽しみにしている。
そんな龍馬のふるさと高知県では、ブームに乗って大いににぎわっているようだ。高知県と言えば坂本龍馬のほかにカツオが有名。この高知のカツオ漁については印南町が深く関係する。江戸時代、印南の漁師たちはカツオを追って高知沖まで漁に出ていた。和歌山から遠く離れているため、高知で生活する漁師も多く、そのまま住み着く人も。こういった印南漁民との交流がカツオ漁を発展させたと見られ、土佐清水市史には「土佐のカツオ漁は紀州の印南・切目の漁師による渡海進出により幕開けされた」と書かれているとのこと。そのため同市には印南漁民の墓が60基以上あるという。
先日、印南町文化協会のメンバーらが同市を訪れた。地元で文化を守っているグループから丁寧な案内を受け、国の重要文化財「吉福家住宅」では、同市の教育長や課長、区長、印南出身者の子孫らが集まり、高知テレビも取材にきたという。文化協会の坂下緋美会長が「多くの方の歓迎に感激しました」と話していたように、数百年経ったいまでも高知の人は印南漁民をたたえ、大切に守ってきたということがわかる。やはり坂本龍馬の出身地だけあって、人情深い人が多いのだろうと思う。 (城)