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効果的対策で住めば都に

2010年8月18日

 筆者の住まいは美浜町であるが、一時期和歌山市と大阪の東淀川にも住んだことがある。住めば都というようにいずれも住み心地がよかった。景色が美しいとか、騒音がないなどそんなことではなく、便利という理由。車で5分の市内には深夜営業の店や大きなショッピングセンター、救急医療の病院もある。高速道路が開通してからは和歌山、大阪も近くなり、日常生活において不便さを感じることはほとんどない。
 筆者が担当する日高川町。中でも美山地域は市内まで遠く、便利第一主義の筆者は、住むのは少し難しそう。一番東に位置する寒川地区。数年前に国交省が限界集落の実地調査の一環で区民を対象にしたアンケートによると、90%以上の人が「住み続けたい」と回答したが、その一方で鳥獣害や買い物など日常生活に不便さを感じ、救急医療の問題など健康面に不安を抱えながら暮らしていることが浮き彫りとなった。住民も都とまでは思っていないよう。
 そんな中、県は本年度を過疎対策元年と位置づけ、わかやま版・過疎集落総合支援対策をスタートした。住民生活の一体性を重視した生活圏への総合対策で、住民らが協議の上でソフト事業を中心に展開。寒川も対象生活圏に選ばれた。初会合では、住民らはまず住居や就労の場の少なさをはじめ、交通手段の確保、鳥獣害、小学校存続、シイタケ産業の衰退等地域が抱えるさまざまな課題を出し合ったが、すべてのことはできそうにない。今後対策や施策をまとめていくが、何が急務か優先順位を慎重に検討、知恵を結集し効果的な事業にすることが重要。現状を打開、住民の不安・不便さを取り除き、少しでも暮らしやすい地域となり、 "住めば都"に近づくことを願いたい。      (昌)

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