県が印南町高串地内で進めている切目川多目的ダム建設工事は着々と進み、 本体工事に着工するため川の流れを切り替える転流工が189㍍中170㍍まで掘削。 来年3月末完成予定で、 その後は国の有識者会議が示している基準に照らし合わせた検証を経て、 本体着工に取り掛かっていく。
転流工は、 ダム本体工事の現場に水が流れないように、 川の流れを変えるもので、 山の中に全長189㍍、 高さ3㍍、 幅3㍍のトンネルを掘る。 工事は2月からスタート。 下流側から発破工法で掘削してきた。 現在170㍍まで進み、 残り19㍍。 今後はこのまま掘り進めず、 掘削した個所をコンクリートで固めたあと、 残り19㍍は上流から掘り進んでいく。
本年度の工事はバイパスのみで、 来年度から川の流れを変える工事や本体の掘削に取り掛かっていくが、 7月に国の有識者会議が全国のダム事業検証の基準案を示しており、 着工前に検証する必要がある。 検証内容は、 現在のダム事業と堤防かさ上げや遊水池建設などの代替案を比較し、 コストを最重視しながら最終的な治水案を決定するもので、 県が実施する。 検証期間によっては工事が遅れる可能性もあるが、 県ではいまのところ予定通り平成26年度の完成を目指している。