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県内18市町で津波避難訓練

2010年8月 3日
写真:リヤカーを使って避難する班も(美浜町の浜ノ瀬区で)

0803①①.jpg 市内では最高気温が34・1度(市消防調べ)まで上昇、今夏2番目の厳しい暑さとなった1日、県と県内沿岸部の18市町が一斉に津波襲来を想定した避難訓練を行った。日高地方も御坊、美浜、日高、由良、みなべ、印南の6市町が参加。美浜町の浜ノ瀬地区では高齢者や負傷者の避難用にリヤカーを利用したり、非常食の試食や泥水を飲み水に変える水質浄化実験など独自の取り組みがあり、子どもからお年寄りまで約200人が参加した。


 訓練は和歌山、三重、徳島、高知の4県が合同で実施しており、ことしは4県合わせて63市町、計約1万1000人、県内では約6000人が参加。午前9時の大地震と直後の津波襲来を想定し、県と市町による防災行政無線での大津波警報の発令、市町職員と消防団員らによる被害情報収集、水門等の閉鎖、住民避難などが行われた。
 

 海に面して多くの民家、公共施設が並ぶ美浜町では、各地区の自主防災会が中心となって、独自の内容で訓練を実施。280世帯、約640人が暮らす浜ノ瀬区(寄住敏和区長)は町内で最も住民の危機意識が高い地域の1つで、寄住区長が会長を務める自主防災会も積極的に訓練や研修を行っている。今回は地震から3分後の大津波警報発令を合図に、全区民を対象に決められた避難経路を通って第一若もの広場(本来は松原小学校)へ集合。多くはヘルメットをかぶり歩いて避難するなか、物資運搬用のリヤカーに高齢者や想定負傷者を乗せて避難したり、一輪車を避難用に改造した班もあり、25の班ごとに、各世帯の避難・被災状況等が報告された。
 

 続いて住民会館で非常食(レトルトの山菜ごはんと豚汁)の試食と防災DVD鑑賞が行われ、駐車場と松林では非常用電源確保、照明器具設置、丸太コンロの製作、仮設トイレの設営などをシミュレーション。市販されている川や池の水を飲み水に変える水質浄化材の実験もあり、寄住会長は「毎年6月には、災害時用の活用を目的として、どの家に何人、なんていう名前の人が住んでいるのか、独自の国勢調査のような現住者の確認も行っていて、その最新のデータを各班長さんや役員が共有して訓練に臨んでいます。こうした取り組みにより、年々、住民の危機意識が高まっているように感じます」と話している。

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