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シリーズ「田舎暮らし」⑩ 印南町のLLP楽らく紀州
2010年7月23日
写真: 手づくり看板も味わい深い楽らく紀州の事務所前で南家さん(右手前)らメンバー
食べ物も空気もおいしい田舎は予想以上にストレスがなく快適。競争社会で心に余裕のなかった都会に比べ、「人の心のふれあいが温かく、海と山の自然はぜったいになくしてはいけない宝だと思います」。同じように都会から移り住んできた友達とお酒を飲んでるうち、「みんなで何かやろうよ」と盛り上がり、19年の元日、南家さんも含め6人のメンバーで、設立が容易で法人税がかからず、株式会社と民間組合のええとこどりのLLP「楽らく紀州」を立ち上げました。 当初は田舎暮らし支援として、リフォームやログハウス建築、塗装、電気設備工事、草刈り、結婚相談など、それぞれの経験や資格を生かした仕事を請け負う「サポート部」を中心に活動を開始。 その後、みかんや梅干し、備長炭など自分たちの農産物や和歌山の特産品を扱う「通信販売部」ができ、現在は3つ目の事業として、農家の後継者不足により増加している耕作放棄地や遊休農地、空き家の問題に対応する「農業部」を準備中。農地を市民農園として都会の人に貸し出したり、都会からのIターンを受け入れたり、町行政と連携しながら対策を検討しています。通販の申し込みは℡0181かインターネットで「楽らく紀州 梅しぼり」をクリック。 また、県の緊急雇用対策として、和歌山の地域資源を生かした産業のUIターン人材を育成する「和の仕事人になろう」プロジェクトで、堺市から来た谷口正樹さん(38)を受け入れ。谷口さんは楽らく紀州と提携しているみなべ町の梅農家で梅ジャムやイノブタの脂を使った石けんづくりを勉強していて、「農業も加工品づくりもとてもおもしろい取り組み。こちらに来て健康的で刺激に満ちた毎日を送っています」とにっこり。 南家さんは「工場を誘致するのもいいですが、この豊かな自然を守りながら、都会の人たちを呼び込む形でまちが発展できれば。地元の人にすれば、私たちはやはりよそもん。あまり派手に動き回るとひんしゅくを買うことにもなり、いつもそれだけは気をつけようとみんなで相談しながら、これからのまちのあり方を考えています」と話しています。 |
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