注目の参院選は11日の投開票まであと1週間と迫り、 4日が最後の日曜日となる。 和歌山選挙区では民主党新人、 党県連副代表島久美子(54) と自民党現職鶴保庸介(43)の2候補が事実上の一騎打ちを繰り広げ、共産党新人、 党県委員会国政対策委員長吉田雅哉候補 (34) が巻き返しへ躍起。 各陣営ともラストサンデーは天王山の和歌山市内で自転車や歩いての街宣活動を予定しており、 ニアミス覚悟の熱い一日となりそうだ。
各陣営の4日の和歌山市内での動きをみると、島候補は午前中に自転車で中心部を回って有権者と近い距離で訴え。午後は街宣カーを走らせてくまなく回る。鶴保候補も自転車で街宣活動。夜には4会場で個人演説会も開く。一方、吉田候補は若さアピールで歩いて訴え。共産党国対副委員長の吉井英勝代議士も応援弁士に迎える。
同市は県内有権者数85万1119人のうち、31万3711人(37%)を占める一番の大票田。若者や県外出身者が比較的多く、浮動票が多いため票読みがしづらい地域でもある。そんな中、島候補が昨年の総選挙和歌山1区で民主党から当選した岸本周平代議士のバックアップを受けて善戦。自身が理事長を務めていたNPO関係で支援の輪も広がり、女性候補ということで一定の浮動票も取り込んでいる。ただ、総選挙のように民主党に大きな追い風はなく、本人の知名度も心配。鶴保候補は自民党県連会長の二階俊博代議士や公明党の支援を受けているほか、前回の総選挙で岸本代議士に協力した和歌山1区選出の故代議士筋の応援もあり、組織的には有利な戦い。ただ、一部支援組織の高齢化で末端まで機能しきれているかどうかが不安。吉田候補は若さへの期待と民主・自民への批判で党派を超えた浮動票もわずかに集めている。
平成16年7月の前回参院選で和歌山市内の得票数は鶴保氏7万1012票、民主・川条志嘉氏6万170票、共産・国重秀明氏1万8769票、維新・関佳哉氏2189票だった。投票率は51・36%で、県内各市町村の中でワースト1。無党派層、無関心層の掘り起こしがこの地区の勝敗のカギを握る。