日高川町和佐、 国際開洋第二高校 (阿蘇俊夫校長) は、 全国7校目、 県内では初めてとなる女子硬式野球部の創部へ準備を進めている。 今春からプロリーグが創設され、 注目を集めている女子硬式野球だが、 まだまだチーム数は少なく、 日高地方でも近年増えつつある女子球児たちの受け皿になればと創部を決めた。 活動スタートは来春。 地元から第二の"ナックル姫"誕生へ期待も膨らみそうだ。
女子硬式野球部の準備を担当している谷津田伸二・同校硬式野球部監督によると、すでに全国高校女子硬式野球連盟に連絡を済ませており、来春正式に申請すれば加盟が認められる。生徒は全国から募集し、来年1月下旬の推薦入試か2月下旬の一般入試に合格すれば入部できる。部員は主に現在の硬式野球部員が学んでいる人間科学スポーツ系進学コースで受け入れ、文武両道のアスリートに育成していく方針。指導者は人選中だが、硬式野球の選手、指導経験者を中心にめどが付きつつあるという。練習場所は町内に確保し、学校には寮を完備。地元からなら通学でも野球に打ち込める。
谷津田監督は日本女子野球協会日本代表チームの大倉孝一監督とも親交があり、「野球王国和歌山で日本一のチームを作りたいと準備を進めています。本格的に硬式野球をしたい選手は気軽に問い合わせてください」とアピールしている。
今春現在、全国高校女子硬式野球連盟に加盟しているのは福知山成美(京都)、神村学園(鹿児島)、埼玉栄(埼玉)、花咲徳栄(同)、駒沢学園女子(東京)、蒲田女子(同)の6校。公式戦としては春・夏全国大会が開かれている。全国大会はまだ加盟校が少なく、地区予選はない。国際開洋第二は早ければ来年夏の全国大会から出場できる見通し。また、県内には同校以外の私学にも女子硬式野球部創部の動きがあるという。
日高地方では10年ほど前から学童野球で女子選手の活躍が目立ち始め、ここ数年は中体連の大会で男子に引けを取らない選手もいる。ただ、高野連には女子選手の参加が認められておらず、野球を続けたい高校生にとって地元への硬式野球部創部は新たな進路として朗報になりそう。数年後には地元からの女子プロ野球選手誕生、日本代表入りにも期待が膨らむ。同校の問い合わせは℡53―0316まで。
国際開洋第二高校 1990年創立。 総合進学、 看護医療系進学、 人間科学スポーツ系進学の3コースがあり、 生徒数は63人。 硬式野球部は、 平成15年夏の選手権和歌山大会で準優勝。
女子硬式野球 現在の競技人口は約600人といわれている。 昨年、 ナックル姫こと吉田えり投手 (18) が男性と同一チームでプレーする初の女子プロ野球選手となり、 一躍注目された。 今春から日本女子プロ野球機構のリーグ戦が2チームの参加でスタート。 社会人野球、 茨城ゴールデンゴールズ・片岡安祐美選手 (23) らも広く知られており、 2年に1度開催されているワールドカップでは2008年の第3回大会で日本代表が金メダルを獲得している。