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日高川町議会 定数調査特別委を設置

2010年6月27日

 今春の改選前に議員定数削減問題で揺れに揺れた日高川町議会が25日、「議員定数と議会のあり方に関する調査特別委員会」を設置した。日高地方で最も多い定数(16人)問題を含め、住民目線のよりよい議会と議員の資質向上を目指して議会活動のあり方全般について考える委員会。特に定数については全国的傾向に逆行する削減反対姿勢を2度にわたって示し町内外から物議を醸しただけに、 協議の行方に注目が集まっている。

 委員会は6月定例会本会議で熊谷重美議長が設置を発議。 委員は熊谷議長を除く全15人で、 委員長は龍田安廣議員 (55) =3期=、 副委員長は堀江才二議員 (56) =1期=。 この日、 本会議終了後に早速第1回会合を開き、 委員会の検討内容や方向性など取り組みについて意見を出し合った。 注目の定数問題の協議については、 町民への聞き取り調査を行うほか、 合併町など類似自治体の議会運営や議員定数が少ない議会の委員会活動などを視察、 議員数を少なくした場合のメリット、 デメリットなどあらゆる角度から検討していく模様。 次期改選まで時間はたっぷりあるだけに、 ゆっくりと時間をかけて、 削減に賛成、 反対両派の委員が意見をぶつけ合い、 町にとっての適正定数を見いだしていく方向だ。
 
 同町の議員定数は17年5月の合併後1年間は在任特例を適用し32人 (辞職2人で実質30人)、 翌年4月の初改選から16人。 ここ数年、 近隣市町では改選前に議員定数を削減しており、 人口が倍以上の御坊市や同じ合併町のみなべ町も16人から14人に減らしたことで日高地方最多となっている。 そんな中、 おととし12月議会で一部議員らが定数について調査検討しようと特別委設置を発議したが、 「時期尚早」 との意見が多数を占め否決。 そこで昨年9月には住民グループが定数削減を求める署名活動を展開し、 有権者の半数近くにあたる4134人分の署名を添えて 「定数14人での次期改選執行」 を求めた請願書を提出した。 これに対し、 「現定数が妥当」 との結論に達した議員有志らもビラで住民に理解を求めるなどで定数問題は過熱。 請願は昨年12月議会で審議され、 反対9、 賛成6で不採択となり、 4月の選挙は定数16のまま執行した。
 
 改選を経てようやくまな板にのった定数問題。 一部議員も入れ代わり、 削減に対して以前からの賛成派、 反対派、 さらには白紙に戻した議員、次期改選は賛成派など顔ぶれはさまざま。 町民の一部からは 「何をいまさら」 との声も聞かれるが、 何はともあれ全議員が同じテーブルに着いての本格論議がいよいよスタートした。

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