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弓場さんが木戸孝允の書を入手

2010年6月26日
写真:木戸孝允の書と弓場さん

20106026書.jpg 日高町小中、 溪友会主宰の書家、 弓場龍溪 (本名・和彦) さんは、 このほど知人を通じて幕末から明治にかけて活躍した木戸孝允 (桂小五郎) の書を手に入れた。 自作の詩とみられ、 大政奉還の年の揮毫であることが記されている。

 20年来の友人、 中国の山東省青島出身で篆刻作家・画家の李忠和さん (八王子市在住) が先日弓場さん宅を訪問。 李さんは、 弓場さんが所蔵していた日高昌克 (旧御坊町出身、 明治~昭和の水墨画家) の猿の絵を見て気に入り、 「私は申年生まれだから、 この絵がぜひほしい」 と所望。 李さんがちょうど持っていた木戸孝允の書と交換することになった。

 書かれている詩は七言絶句で、 「変遷恰似黄梅節 半日陰晴不可知 七百年来時稍到 危疑也恐機宣」。 最後に 「大政一新之歳所作 松菊」 と記されており、 大政奉還の年 (1867年) に書かれたことをうかがわせる。 「松菊」 は木戸孝允の号。 幕末の桂小五郎時代には、 薩長同盟が結ばれた時に長州側の代表を務めるなど明治維新の立役者の一人。 西郷隆盛、 大久保利通と並び 「維新の三傑」 と呼ばれる。 明治政府でもさまざまな分野の改革に力を尽くした。 能書家としても知られる。 弓場さんは 「木戸孝允の書は以前からできれば手に入れたいと思っていたので、 とてもうれしい。 45歳の若さで亡くなった人だが、 多くの功績がある。 この書は、 大政奉還が成った喜びがみなぎる力強い作品。 当時30代という若い情熱もあふれている」 と話している。


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