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参院選 前哨戦大詰め

2010年6月23日
写真:鶴保氏、島氏、吉田氏

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 注目の参院選は、 いよいよ24日に公示する。 和歌山選挙区は自民党現職鶴保庸介 (43)、 民主党新人、 党県連副代表島久美子 (54)、 共産党新人、 党県常任委員吉田雅哉 (34) の3氏が立候補を予定。 前哨戦では2期12年間の実績と経験を訴える鶴保氏と、 首相交代で再び追い風が吹く島氏が事実上の激しい一騎打ちを展開しており、 大接戦のまま7月11日の投開票まで17日間の舌戦に突入する。
 
 今回の参院選は全国的に普天間基地、 消費税問題などが争点になっているが、 最大の焦点は昨年の衆院選で与党となった民主党が参院でも過半数の議席を確保できるのか、 それとも自民党と公明党が過半数を取ってねじれ現象を起こし、政権奪還への足がかりにすることができるのか、といったところだ。本県内では政権交代で予算が凍結、消滅した高速道路整備が争点となっている。ただ、今月11日の3候補公開討論会では来場者席に空席が目立つなど、 全国的な盛り上がりとは裏腹に県内有権者のムードは低調といえる。
 
 各候補者の前哨戦をみると、 鶴保氏は県内各市町村ごとに最低でも1、2回はミニ集会を開き、街頭演説も精力的にこなした。経験と実績を持った若手のリーダーとして高速道路整備の推進、地震・津波対策などを訴えている。5月8日の総決起集会には1500人を集めるなど、ベテラン二階俊博代議士や政財界の組織力をフル稼働。3区ではわずかにリードしているとみられるが、全体的に本人の政策が浸透しきれていない。これに対して島氏は2月の出馬表明以降、辻立ち一本。これまで2600回以上の街頭演説を行っている。県内選出の3代議士のほか、原口一博総務大臣や馬淵澄夫国土交通副大臣ら"大物"も本県入りしてバックアップ。自身の福祉活動の経験で浮動票も幅広く集め、特に地元和歌山市で支持を伸ばしている。公示後もスタイルは同じ。草の根運動で票固めと一層の支持拡大を狙う。昨年の総選挙では民主党に強い追い風が吹き本県1、2区が同党の候補、3区が自民党の候補の勝利だった。1~3区まで民主党候補の合計得票数は31万2785票、自民党候補の合計得票数は26万689票。今回もこの流れをくんでほぼ互角の戦いとなりそうだ。
 
 一方、吉田氏は昨年12月から街頭演説、シンポジウムを中心に県内各地で活動を展開。民主、自民とも打ち出している消費税増税の反対を強く訴えており、「シンポジウムなどで多くの方が共鳴してくださり、これからもっと声が広がっていくと思う」と話し、「今後も消費税増税を最大の焦点に県内各地を回る」としている。

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