|
|
||
トップページ >
社会>
障害者の中橋さん 就学求め署名活動
2010年6月15日
写真:中橋さんも電動車いすで参加、 オークワロマンシティで行われた署名運動
中橋さんは市内の出身で、 脳性まひによる運動機能の障害により、 声で会話をしたり歩いたりすることができない。 養護学校などなかった時代、 小学校の入学通知を受けた際、 友達にいじめられることを心配した家族が就学免除を申請、 これまで学校には一度も通ったことがない。 昭和54年の養護学校義務化に伴い、 美浜町のみはま養護学校 (現みはま支援学校) など県内各地方に公立養護学校が整備され、 40歳を過ぎていた中橋さんは知人を通じて何度か教育委員会等に入学を交渉したが、 年齢制限や過去に就学免除措置を受けていたことなどがネックとなって、 入学することができなかった。 知的障害はなく、 文字盤を使って思いを伝えたり、 ワープロで文章を書くことはできる。 現在も学校へ行きたいという思いは強く、 歴史や理科を勉強したいという。 そんな中橋さんの願いをかなえようと、 障害者の生活と権利を守る御坊日高連絡協議会 (山田慈子会長) のメンバーが昨年12月から署名運動を開始。 現在までに2000人以上の署名が集まっており、 13日には初の街頭活動として、 市内のオークワロマンシティで買い物客らに署名を呼びかけ、 約1時間で40人分が集まった。 署名は 「中橋さんの就学を一日も早く認め、 学習権を保障してください」 という要望で、 1万人を目標に秋ごろには県教委の山口裕市教育長あてに提出する計画。 協議会事務局の川口貴生さんによると、 中橋さんのように、 31年前の養護学校義務化の時点で成人していた障害者の中には就学できなかった人が多く、 70歳を過ぎて入学を求めて闘っているのは関西で中橋さんしかいないという。 署名運動の場に立ち会った中橋さんは不自由な手で文字盤を指し、 「こうした街頭運動は初めてなので、 とてもうれしい。 署名いただいた方も、私と同じ気持ちがあるから (名前を) 書いてくれたのだと思います。私はとにかく学校に行きたい。自分は捨て石になってもかまわないので、(同じ境遇にある)ほかの人たちのためにも思いを訴えていきたい」と涙を流しながら話した。 |
|
|