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みなべのイワシ漁が不振

2010年5月30日
写真:連日水揚げの少ないイワシ漁 (堺漁港)

2010530イワシ.JPG みなべ町では夏の風物詩、 イワシの漁火漁 (いさりびりょう) が始まっているが、 今シーズンはほとんど水揚げがない状態だ。 漁師らは 「昨年も少なかったが、 ことしは皆目といっていいほど。 こんな年はいままで記憶にない。 天候不順が漁業にまで影響しているのかも...」 と嘆いている。 漁のピークは6、 7月ごろで、 9月ごろまで続く。

 漁火漁は毎年、 5月初めごろから開始。 例年の多い日には1日で10㌧を超える水揚げ量があるが、 ことしは1日に数百㌔と少ない。 「海に出てもイワシがない」 と、 出漁しない船も多いという。 28日朝も水揚げがあった船は1隻だけで、 量的にも100㌔程度だった。 漁師らは 「いままでは市場内がコンテナに入ったイワシでいっぱいになったが、 ことしは全くといっていいほど漁がない。 年初めから言われている天候不順が農作物だけでなく、 漁業にまで影響しているのでは」 と暗い表情。

 漁火漁は海面を光で照らしてイワシを集め、 網ですくい上げる大正時代から始まったとされる伝統的な漁法で、 「棒受け漁」 「ボケ漁」 などと呼ばれている。 夜に操業し、 水揚げされたイワシは翌朝に漁港内で加工業者が入札して競り落とされる。 大半が目刺しなどに加工されるという。 夜に海面に浮かぶ明かりは夏の風物詩となっている。 みなべ町は県内でも水揚げが多く、 イワシが町の魚となっている。

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