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日高川のジビエ工房がオープン

2010年5月30日
写真:テープカットを行う玉置町長ら(中央)

2010530ジビエ.JPG 日高川町が船津地内道の駅SanPin中津前に整備を進めていた有害鳥獣食肉処理加工施設「ジビエ工房 紀州」の開所式が29日に行われ、関係者ら約40人が完成と運用開始を祝った。

 狩猟グループらが捕獲したイノシシやシカの肉を食用として利用するために解体処理、加工する施設で、式典には町、猟友会、生研グループ、地元区長ほか、仁坂吉伸知事、地元選出県議らが出席。玉置俊久町長は 「獣害は農家の生活基盤を揺るがし、労働意欲をなくす深刻な問題。獣肉を貴重な地域資源として高級食肉に利用、ジビエ食材に処理して販売するとともに地域特有の料理も開発し、日高川町のジビエと工房を全国にアピールする。中山間地域の生き残りの希望の星となるよう運営努力していく」 と式辞。来賓の仁坂知事、 冨安民浩県議会議長が祝辞を述べ、玉置町長が施設の名付け親、西さおりさん(35)=船津=に獣肉(シシ肉、シカ肉各1㌔)や温泉施設利用券などの記念品を贈呈。玉置町長、仁坂知事らがテープカットで完成を祝った。このあとジビエ料理の試食会が開かれ、シチューにハンバーグ、シューマイ、チーズカツ、ピカタなど15品目のシシ肉、シカ肉料理に舌鼓を打った。

 施設は木造平屋、延べ床面積は76・19平方㍍。前処理室、処理室、包装室など設け、スライサー、ミンチ機、真空包装機、散弾を探す金属探知機など各種機器を備えている。狩猟関係の12グループが利用することになっており、食用になった獣肉は町内の産品所などで販売するほか、温泉宿泊施設で地元特産品として提供。レシピ集などもつけて料理のバリエーションを紹介、多種多様な利用方法と販売促進を図る。鳥獣害対策のほか、地域資源活用による観光振興、狩猟意欲向上にも期待されている。機器も含む総事業費は約2700万円、施工は㈱古部組(山野、仲修美代表)。

 同施設のほか、猪谷でも猪谷パークレストラン棟を改修して同様の施設を整備中。延べ床面積は147・75平方㍍。6月末完成予定で総事業費は約1400万円、施工はタナカ技研㈱(中津川、田中俊明代表)。

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