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梅の新品種 南高より高い着果率

2010年5月28日
写真:NK14の試験園を視察する会員ら

0528②.jpg 紀州梅研究協議会 (松川嘉之会長) は26日、 南高梅の優れた特性を引き継ぐとともに自分の花粉で受精できる自家和合性の新品種 「NK14」 の現地視察を実施。 会員ら約20人がみなべ町や田辺市内の試験栽培園3カ所を見て回った。 県が4月上旬に行った調査では南高梅と比べて着果率が2~5倍というデータもあり、 「安定した収量が期待できる」 という声が聞かれた。
 
 NK14の特徴は▽自家和合性を持ち着果率が高い▽収穫始めが南高より早い▽果実は南高に比べやや小さいが果肉の割合が高い▽表面にツヤがあり紅色の着色がよい▽梅干し品質は南高と同等――が挙げられている。県が南高と「剣先」を交配させて開発、平成20年3月に品種登録出願を行い、翌21年9月に新品種として登録された。今秋から、注文があった農家らに苗木を配布する。
 
 県の着果率調査は山間部(みなべ町清川、田辺市上芳養)、中間部(みなべ町東岩代、田辺市三栖)、 海岸部 (みなべ町堺、 田辺市新庄) の6園で実施。 NK14と南高梅で着果率 (つぼみがどれだけ果実になったか) を調べた。 南高梅は山間部で6%、中間部で17%、 海岸部で22%だったが、 NK14は山間部で32%、中間部で57%、 海岸部で53%といずれの場所でも南高梅を上回り、山間部では5倍以上にもなった。開花時期は南高とほぼ同時期だった。
 
 この日の現地視察では、試験的に栽培している田辺市三栖、みなべ町清川、同町堺の3園を見て回り、着果状況を実際に確認した。機能成分(β―カロテン)が多い新品種の「橙高(とうこう)」も試験栽培しており、併せて生育状況を見て回った。

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