トップページ > 由良町'社会>

由良町観光公社6年連続赤字

2010年5月28日

 由良町大引の白崎海洋公園を運営する町観光公社 (理事長=畑中雅央町長) の平成22年第2回通常理事会が26日に同公園クラブハウスで開かれ、 平成21年度の事業実績と決算の報告があった。 経費削減を実施したもののダイビング部門の売り上げが落ち込み、 約620万円のマイナス。 町から公園管理料として毎年1000万円以上の税金が投入されているにもかかわらず、 収益事業でも6年連続の赤字となっており、 今後も町民からの厳しい批判の的となりそうだ。

 公社職員の説明によると、 町からの公園管理受託事業収入1379万円を含めた公益事業の一般会計、 ダイビング、 オートキャンプ、 売店、 テナントといった収益事業の受託事業特別会計を合わせた平成21年度の収入合計は約9379万円。 支出は約9993万円で、 棚卸額を差し引いて約620万円の赤字となった。 公益事業では白崎海岸県立自然公園の自然に親しむ事業や美化清掃活動を展開。 都市生活者らの交流人口の拡大による経済効果や雇用効果、 農水産物の消費拡大による自然公園の利活用とともに地域の活性化を図ったとしている。 収益事業ではコンテナハウスの稼働率を前年度の2倍近くに伸ばしてキャンプ部門の売り上げが好調。 売店部門もパークセンターをテナント化しながらも約280万円の利益を上げているほか、 ㈲クレセルへのダイビング事業委託料、 紀州日高漁協への海域利用料、 パート職員を削減して経費を削ったが、 ダイビング部門の売り上げが前年度比で約1300万円減少し、 20年度とほぼ同額の赤字となったという。
 
 22年度は職員5人の給料1割や役員報酬をカットし、 公園の土地賃借料やスキューバダイビングのインストラクターら人材派遣委託料も削減。 支出を21年度比で約600万円減らし、 21年度並みの収益があれば収益事業で赤字は出ないと見込んでいるが、 かぎを握るダイビング客が不景気の影響もあって20年度から21年度で1000人減少しており、22年度も流動的だ。
 
 公社は実質的に税金を投入して運営している形態。 町から公園管理料として12年度から16年度まで年間1000万円、 17年度からは年間1250万円が支払われている上、 さらに19年度には1500万円の税金で赤字を補てんしたにもかかわらず、 21年度決算時の累積赤字は約1700万円に上っている。 理事からは「赤字が出ると町民からの批判は避けられない。ダイビングだけでなく、どうにか売り上げを伸ばす手立てを」 といった厳しい意見が続出。一方、「道の駅に登録された公園は町の財産で、 観光の基盤。まちへの貢献度が上がれば理解も深まるだろう」という声もあり、「公園入場者数は20年度より増えている。景色だけを売っていてもダメ。 もっと経済波及効果を生むような取り組みが必要だ」 といった活発な議論が行われた。畑中町長は「経費削減で本年度はとんとんに持ち込めるはずだが、 さらに売り上げを伸ばして赤字が出ないよう、いや、 黒字になるよう取り組んでいく」と話した。

関連記事

powered by weblio


 PR情報
 PR情報
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(R)