みなべ町の住民ら10人が5年前から徳蔵地内で人工飼育しているホタル (ゲンジボタル) が20日ごろから飛び交い始めた。 昨年よりも10日程度遅いという。 「南部川に幻想的できれいな光を放つホタルを乱舞させたい」 との有志らの思いで始めたホタル飼育も順調に軌道に乗っており、 来月には本格的な乱舞が期待できそうだ。
徳蔵地内に約20平方㍍の池を3つ設置。 エサとなる巻貝のカワニナの養殖などに取り組んでいるほか、 施設内にホタルを放して人工飼育している。 最初の年はホタルが飛ぶ姿はみられなかったが、 試行錯誤を重ねた結果、 2年目から少しずつ飛び始め、 3年目ごろから多くのホタルの乱舞が見られるようになった。 昨年も5月初めごろから飛び始め、 多数のホタルの乱舞が確認された。 ことしは昨年よりも10日程度遅いが、 近くの用水路で数匹が光を放って飛び始めた。 自然のホタルよりも成長が早いことについて、 関係者らは 「飼育に井戸水を使っていることで、 河川よりも水温が高くなっていることが要因ではないか」 とみている。 有志の1人で元南部川漁業協同組合の森惠昭さん (80) は 「昔の南部川のように、 流域でホタルがたくさん飛び交う光景をよみがえらせたい」 と話している