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みなべの梅の実また低温被害

2010年4月28日

 県工業技術センターは26日、 「梅酢に含まれているポリフェノールが肉体疲労の軽減に効果がある」 と発表した。 サッポロ飲料㈱ (本社・東京)、 近畿大学生物理工学部 (紀の川市) との共同研究で、 マウスを使った動物実験で突き止めた。 今後は飲料や健康食品で新しい商品化が期待されるほか、 既存の梅干し製品などについても健康食品としての位置づけが一層高まったと喜んでいる。

 梅の成分と肉体疲労の関係に着目し、 平成21年から共同研究を開始した。 実験方法は梅酢から取り出したポリフェノールをマウスに3週間程度与えたあと、 疲労度を調べるため、 流れのある水槽の中でマウスが泳ぐ時間を測定した。 その結果、 ポリフェノールを与えたマウスは与えていないマウスよりも泳ぐ時間が長く、 10~20%程度上回ったという。 ポリフェノールと梅に多く含まれているクエン酸を合わせて与えることで疲労回復効果が一層上がるということも分かった。 ことし3月末に東京大学駒場キャンパスで開かれた日本農芸化学会でも学術発表した。 今後も3者の共同研究を継続し、 梅果実成分と肉体疲労軽減に関する詳細なメカニズムを解明していく方針。 研究関係者らは 「ポリフェノールの有効な取り出し方なども研究している段階。 健康食品としての新商品の開発が期待できるほか、 梅の機能性についてもアピールすることができる」 と期待している。

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