県議会農林水産委員会 (服部一委員長) のメンバー6人は22日、 先月末の冷え込みで県内の農産物が凍傷被害を受けた現場4カ所を視察。 一行はみなべ町にも訪れ、 雨の降るなか梅被害の現状を確認した。 服部委員長は 「県内の被害額は全体で25億円程度となりそう。 農家の経営資金などを手助けする低金利の天災融資も検討する必要がある」 と話していた。
先月27日の早朝、県内各地で氷点下を観測。農産物の梅や柿などで大きな被害が出た。梅の被害はみなべ町や田辺市が中心で、膨らみ始めた果実が凍り、実に傷がついたり陥没したりした。柿は紀北方面で被害が目立ち、果実をつける枝が茶色くなって枯れた。県は被害状況について、今月2日に第1報を発表。被害総額は18億4470万円としたが、その後の調査で被害額がさらに大きくなることが予想されているという。農林水産委員会では状況を把握するため、今回の視察を実施した。
柿ではかつらぎ町と紀の川市、梅では田辺市下三栖とみなべ町筋を訪問。みなべ町では共和球場近くの梅畑を見て回り、町うめ課職員が「霜の被害で落ちた実も多い。木に残っている果実も今後大きくなるにつれて傷が目立ってくることが予想され、秀品率の低下が懸念される。平野部でも今回のような大きな霜の被害を受けたの初めてではないか」と説明した。服部委員長は「見た感じだが、田辺市三栖の現場よりもみなべ町の方が被害が大きいようだ。梅や柿以外の農産物でも被害を受けており、農家の経営を圧迫することになる。融資を検討していきたい」と話していた。